Fから始まる物語２

67話 ページ20

スタジオでレコーディングをしていると
植木さんが物凄い勢いで入ってきた。


植「喜べー！！！！
夏フェスの出演が決まったぞー！！」

龍「まじですか！？」

『どこのフェスですか？』

植「決まったのは2つ。
JOIN ALIVEとTREASURE05Xだ！大きいフェスだぞ。
ラジオでエフの曲聞いて採用してくれたそうだ」

『凄い。』

龍「瑞輝。驚くな。
両方ともORANGERANGEがいる、、！！」

『(絶句)』

植「君たち、好きなんだよね？
同じ日になったら挨拶に行こうか(笑)」

龍「『無理無理無理。
いや、行きたい。けど緊張する』」

植「ははは。まぁ。誰に見られても
恥ずかしくない演奏をすれば大丈夫だよ」

『確かに(笑)
みんなに報告しよう』


メンバーのクループラインに
夏フェスの報告をすると、
案の定、ものすごく荒れた。




植「さぁ、明日はメジャーデビュー日だね
みんなドキドキだね」

翼「植木さん、顔緊張しとるよ(笑)」

晋「いや、でもインディーズと違って緊張するよ」

杏「明日はCDショップを回るんですっけ？」

植「そう。
瑞輝・杏那・晋平、
龍哉・翼に分かれてリリース宣伝活動だ。
それと、明日からヒップランドから
もう一人マネージャーが加わることになったよ
梅田さんっていう女性ね。
年齢も君たちと近いから、いい関係が築けるといいね」

『楽しみです』

植「じゃあ、明日は朝8時に事務所集合ね
遅刻しないように！」

龍「了解です。」





明日は、いよいよメジャーデビューだ。
これから、バンドシーンで生きられるかどうかが、
私たちの音楽で決まってくる。

何としてでも生き残れるように。
5人で頑張っていこう。

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