マネちゃんは暗殺者

女子と挑発 ページ4

気を取り直して、教室に行く事にする。


場所は全然分からなかったけど、周りの人に着いていけば、１年生のフロアに辿り着く事が出来た。




階段から３番目に近い教室に入り、扉から１番目に近い机に荷物を置く。


出席番号はいつも最後だったから、出席番号順に座れば、必然的にこの席になる。




すぐ座れるのは嬉しいけど、１番後ろで教師の目に付くのが、若干不満。


何度怒られた事か。私はただ、寝たりスマホを弄ったりしてただけなのに！


誰にも迷惑をかけてないんだし、あんなに怒らなくて良いと思う。








次第に生徒が教室に入ってきて、だんだん騒がしくなってきた。


特に女子。同じ中学から来たのか、既に固まってグループを作っている。




そのいくつか出来ているグループの中でも、後ろの方に集まっている派手目の女子集団がクソうるさい。


おい今日入学式だぞ、早速制服着崩してるとか舐めてんのか！


いやまあ、私も人の事言えないくらいスカート短いんだけど。




って、そんな事はどうでもいい。今はアイツらのうるささが問題だ。


言ったら確実に目ぇつけられるな、まあ良いか。




「そこの女子、うるさいんだけど。人の迷惑考えてくれない？」


「はあ？何言ってんの、ブスが」


「うわお口悪ーい。だからモテないんじゃない、その性格の悪さが滲み出て顔にまで影響与えてるから。それと私がブスとか、目と頭大丈夫？自分の顔面偏差値チェックしてから言いましょうね、それか目が悪いの？」


「ッ！！は、はあ！？あんた何様のつもりよ！！」


「性格悪いのはそっちじゃない！」




あーあー、ちょ〜っとからかっただけでこんなにキレちゃって。


やっぱり図星だからこんなに怒ってるの？




「私は確かに性格悪いけど、顔にも頭にも影響与えてないから良いの〜。てか性格の悪さ自覚してない方が重症だよ？あ、あと何様のつもりかって？お姫様で〜す、何ちゃって」




そう言うと、怒りすぎて言葉が出なくなったのか、精一杯コチラを睨みつけてきた。


やだ〜、全然怖くな〜い。




お手本見せてあげよっか。




私が睨んで、おまけに殺気まで出してあげると、すぐ青くなって自分の席に戻っていった。


うわ、ダッサ。

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