登校と1番 ページ3
本日4月8日は、私の入学する音駒高校の入学式の日だ。
入試で成績1位を
5分で書き上げた作文は、中々良い事を書けたと思う。
元々緊張なんてする性格ではないから不安要素は1つも無いので、ただただ面倒くさかったの一言だ。
せっかく1年間の訓練で身に付けた身体能力を維持すべく、私は定期的にフリーランニングをしていた。
今日からはそれで学校まで行こうと、さっそくベランダから隣のビルの屋上へ飛び移る。
烏間先生にバレたら怒られそうだが、気にしない事にする。
学校へ近付くにつれて、同じ制服を着た生徒が多くなってきた。
見付かったらヤバイので、コッソリ下に降りて、そこからは普通に歩いて行く。
校門を潜り敷地内に入ると、そこはだいぶガヤガヤしていた。
新入生、2・3年生、保護者、教師。
1・2年の時はかなり授業をサボっていたし、3年は隔離校舎でE組と3人の先生しか居なかったから、かなり新鮮な感じがする。
昇降口に人が溜まっていると思ったら、どうやらクラス表を見ている様だった。
身長は決して高くないので全然見えないが、ジャンプ力には自信がある。
しゃがんだりしなくても、ちょっとその場で跳ねるだけで、余裕で見る事が出来た。
驚いている周りをスルーして、何回か跳んで自分の名前を探す。
3組のところに、私の名前はあった。
出席番号は、やっぱり1番最後。
何となく見た1番のところには、私のクラスのそこを3年間独占していたアイツの名前が無く、少し心細くなった。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時