マネちゃんは暗殺者

即答と素直 ページ24

『やっと出た！遅いよ！』


「うるさい！何分かけ続けてるのしつこい！」


『お兄ちゃんに向かってなんたる言い草！』


「何がお兄ちゃんだただの従兄でしょ！」




ああ、だから嫌だったんだ。




帰ってきてしまったから、腹を括って電話に出た(私が出るまで、ずっとかけ続けていたらしい)ら、早々からこの会話。


もうヤダ、切りたい。




「で、何。私今忙しいんだけど」


『嘘つけ、どうせ勉強もしないでゲームするんでしょ』


「そうだよゲームしたいの！もう切って良い？」


『ダメに決まってんじゃん！？少しは話聞こうとしてよ・・・』


「ごめん、無理」


『即答！？』


「で、何。なるべく簡潔に３０文字以内で述べよ」


『久し振りに会えるから、嬉しくて電話しました』


「いや下らな！？せめてラインで良くない？」


『ラインじゃ、既読無視か未読スルーでしょ』


「当たり前」


『素直！！』




疲れる・・・。



「もう切って良い？」


『え〜、うん・・・次かけた時はもっと早く出てよ』


「分かんない」


『ちょっと！？』




ブチッと通話を終了。








その後ラインにスタンプが大量に届いてたから、ブロックしといた。

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