脳と好敵手 ページ42
アップを取った後、皆が円になって拳を付き合わせる。
黒尾先輩のコレ、カッコいいけどそこはかとなく厨二臭がするんだよね・・・どっかの赤髪みたい。
「・・・俺達は血液だ。滞り無く流れろ。酸素を回せ。“脳”が、正常に働くために。・・・行くぞ」
「「「「「あス!!」」」」」
うん、やっぱりカッコいい。
ああ言うのが苦手そうな研磨を苦笑いで見つつ、スコアを付ける準備をする。
「音駒高校対烏野高校、練習試合始めます!!」
「「「「「しアス!!」」」」」
「「「「「しアス!!」」」」」
男子高校生、元気だな〜。
研磨のサーブで始まった試合は、流石『因縁の相手』と言える様なモノだった。
翔陽君と影山君の速攻、犬岡のブロック、研磨のツーアタックにフェイント、皆の攻撃、レシーブ。
このGWで戦ったどの相手とよりも、生き生きとバレーをしていた。
「ギリギリの戦いの中で互いに影響し合い、時に実力以上の力を引き出す。まさに、“好敵手”か」
計3試合、6セット。
25ー22
25ー23
25ー22
26ー24
27ー25
30ー32
次第に長引いていった試合は、しかし1セットも烏野に奪らせず、終わりとなった。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時