番外編・カルマとの出会い 2 ページ20
「あ゛?」
男の気が逸れて、一瞬私の腕を掴む力が弱くなった。
その隙を狙って、思いっきり腕を振り払う。
「おい、この女!」
再び捕まえようとしてくる男に、さっきは我慢した蹴りを繰り出した。
「イッテェ!」
今は一緒に暮らしていないが、昔からトコトンウマの合わない弟とは、よく取っ組み合いの喧嘩をしていた。
それで鍛えられたスキルは、どうやら歳上の不良にも通用するらしい。
「君、こっち来な」
先程の声の持ち主が、そう言って私の腕を優しく引っ張る。
その子の背中に隠れる様になった私は、これじゃ関係無いこの子が狙われてしまう、と罪悪感を感じた。
でも、そんな思いは杞憂だった。
私と同じくらいの歳の筈なのに、驚く程喧嘩慣れしていた。
全員歳上で、何人も居るのに、鮮やかに攻撃を躱し、捌き、こちらは着実にダメージを与える。
思わず見惚れていると、男のうちの1人が、私を捕まえようとしてきた。
大方、人質に獲るか、こんなにやられて何も無いのは癪だとか、そんな思いだったのだろう。
私は焦らずに、急所を狙って蹴りを入れた。
呻きながら蹲るソイツの頭に、トドメの踵落とし。
「わ〜お」
感心した様な声の元を見ると、さっきの男の子が、目を輝かせて私を見ていた。
「意外と強いじゃん。これなら、俺が乱入する必要無かった?」
「ううん、助かった。ありがとう」
「どーいたしまして」
ニコッと笑ったソイツが、
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます!出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました!出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます!ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします!其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな? (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます! (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年10月12日 21時