銀ノ魂篇／前夜祭 ページ10
「貴様らの国などもうどこにもありはしないわ！」
解放軍が武器を構える音が、もしかしたら聞こえたのかもしれない。
万事屋から巨大な白犬が飛び出てくる。定春に踏みつけられ天人達が倒れると、「後ろだ！」と誰もがその犬を警戒する。
しかしそれが悪かった。後ろを見れば当然前に注意はいかない。前に居る侍達に。
万事屋に、Aに、瞬く間に倒されてゆく。
「どうした解放軍様よォ！ ターミナルは折れても俺の股ぐらのターミナル１本折れねェのか！！ んなこっちゃ地球はとれねェぞ！！」
アホを言いながら銀時は木刀をぶん回す。
それを呆れた瞳で見ながら戦うAの周りが１番紅く染まっていた。因みに本人は無傷である。
「てめーらに折りつくせるか」
お妙とたまがそれまで自分の腕を掴んでいた天人の腕をガッと掴み返し、
「この国は、キャバ嬢の股からロボ子の股まで、立派なターミナルが生えてんぞォ！！」
「「生えてるかァァァァァァ！！」」
銀時に向けぶん投げた。
勢いよく飛んできた天人２人は銀時の股間に命中する。
思わず膝と手を地面についた。
「故障により本日はターミナル運転を見合わせて頂きます」
「「アンタが悪い」」
Aと新八が同時に突っ込んだ。
一撃で既に満身創痍な銀時だが、そんな彼に追い討ちをかけるようにその背中にドゴォと誰かが飛び乗る。
「モタクサやってんなァ！！ 破損した施設は破棄、直ちにここから離脱せよ！！」
「折れた！ ごん太のターミナルにへし折られた！」
お登勢を脇に抱えながら番傘の弾をぶっ放す神楽だった。
「逃すなァ！！ 撃ち殺せェェ！！」
そう武器を構える天人達だが、逆に撃ち倒されてゆく。道を戦車の様な乗り物が爆速で走っていた。
それに乗るのは１人のジジィ。
「ガハハハハ！ ようやく帰ってきやがったな野郎ども！！」
上機嫌に笑う平賀源外は戦車を止めて言う。
「
「いや、銀の字キャタピラに金玉まきこまれて艮の字」
どう衝突したらそうなるんだ。
「なんだ、もうヘタばっちまったのか。俺ァこの時を待ちわびてたんだぜ」
キャタピラが勢いよくまた回りだす。未だ動けない銀時を除いた全員を乗せ、戦車が煩い解放軍共を振り切る様に走りだす。
「祭りはこっからだろう！！」
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年10月19日 20時) (
レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ゆいさん» すみません、実は続編は、まだ1話も書いていないんです。書き次第公開しますので、それをお待ち下さい。 (2020年10月19日 20時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - すいません！心にもがパスワードがかかっているのですが教えていただけないでしょうか？ (2020年10月19日 19時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ゆずさん» 楽しみにしてます！！！無理はなさらないでください(TT) (2020年10月18日 22時) (レス) id: 53a94e4f14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 菜々子さん» ストレートなご感想ありがとうございます！ いつ完結になるかまだ読めませんが、最後まで頑張ります！！ (2020年10月18日 20時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2020年8月25日 15時
