バラガキ篇／兄への手紙 ページ16
始まった土方と佐々木の勝負は、まさしく白熱だった。
刀一本で愚直に攻める土方と、刀と銃を巧みに使って頭を使いながら攻める佐々木。
手練れでなければ目で追う事すらも難しい、そんな闘い。
だが、
「オシマイです」
土方の肩を貫いた銃弾はそのまま石油の入ったタンクに当たり、爆発が起こる。
それに煽られ、佐々木に背中を斬られ。
「副長ォォォォォォ！！」
一歩、及ばなかった。
倒れる土方に、真選組の隊士達が駆け寄っていく。
「茶番はオシマイです」
「ふ……副長ォ……」
土方を振り返りニヤッと笑った
佐々木が土方を殺ったと驚きながら笑う知恵空党だが、すぐに困惑の声を上げた。
「なんだオイ……なんで集まってんだアイツら」
「何やってんだてめーら！！
佐々木が、見廻組へ突入の指示を出しているから。
そしてやっと、佐々木に対して鉄之助は人質としての役割を全く果たしていない事に気付いた。
慌てる厭魅眠蔵だが、ふと思い出したように�爐修讚瓩鮗茲蟒个后�
「これがてめーらの機密文書だってのはわかってるんだぜ。何せ
「やめろォォお前ら、その手紙は……！！」
�爐修讚瓩蓮⊆蟷罎世辰拭�
綺麗な筆文字で�狹敲�為五郎様�瓩判颪�れた手紙。
「わざわざ偽名なんざ使っちゃいるが、宛先住所は見廻組屯所。こいつぁ土方が
え、と、鉄之助が目を瞠った。
何で土方が、彼の兄ではなく自分の兄に手紙を書いたのか分からなかったから。
「わざわざこんな小細工施して送ろうとしてた書文だ。大事なもんなんだろ。コイツがどうなってもいいのか！」
「……ほう。土方さんが私に……それは興味がありますね」
「何すっとぼけてんだ！！ 何なら拡声機でご近所さんに読みきかせてやっていいんだぜ」
「ぜひヨロシクお願いします」
動揺の色を全く見せずに促した佐々木に、厭魅眠蔵の方が動揺する。
それでも、「だったら読んでやるよ！！」と手紙を広げた。
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ゆず(プロフ) - りさん» ありがとうございます！ バラガキ篇大好きなので、ドンドン更新していけたらと思います。全力で頑張ります！ (2020年4月23日 19時) (
レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
り - 続編おめでとうございます！！これからも頑張ってください全力で応援してます！！ (2020年4月23日 19時) (レス) id: e466fb159c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2020年4月23日 12時
