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類は友を呼ぶ ページ22

刀を地面に刺して、それを支えに何とか立つ。


もう足も腕も動かない。身体が重い。




「コイツぁちょいとヤベーか。斬っても斬っても一向に数が減らねェ」




珍しい弱音を吐きながら、顔を上げる。




「むしろ増えたようにすら見えてきやがった。へへ、いよいよ疲労で目もおかしくなってきやがっ、」




蘇芳色の目を見開いた。


それから、すぐにジトッとした目になった。


だらんと脱力した。




「戦闘態勢を解いたわ!!」




それを見て、金髪バカが沖田を指差し言う。




「ついに諦めたようね、今よチャンスだわ!! 総員斬りかかりなさい!!」




…………。


シーンとしたその静寂に、金髪バカはゆっくり後ろを振り返る。








「だって、あのアホの周りには、」


神楽が弾んだ声で言う。








「スイマセン、メンドくさいからいやです」


「隊長ォォォ、無事ですかァ!!」




味方が居る筈の後ろに居る見慣れないその男達に、金髪バカは「誰?」と呟く。








「もっとアホが、たくさんいるから」








ドサ、と新たに3人の男が倒れた。




「次は誰を斬ればいーの」


「局中法度に違反したあそこのバカだろ」


「始末書じゃ済まねーぞ、総悟」




その犯人である真選組でも顔の知られた3人を見て、金髪バカは益々青ざめる。




「しっ……真選組!! なんでこんな所に!! 何をしてるの!! 早くコイツらを排除……」


「スイマセン、もう全部排除しちゃいました〜」




この場にはもう男の味方は居ないと、味方は全員倒れていて立っているのは全員敵だと、やっと理解した金髪バカは、「ひィ!!」と声をもらす。


そして全速力で走り出した。




「なんでっ!! なんでこんな事に!!」




けれど。




「ホント、なんでこんな事になっちまったんだ」




金髪バカの逃げ出した先に居たのは、沖田だった。




「チクッたの誰だァァァァァ!!」




沖田の一撃で、金髪バカは宙を舞った。

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ゆず(プロフ) - リヒトさん» すごく嬉しいです、ありがとうございます! 折角春休みなので、更新ドンドンしていこうと思います! (2020年3月16日 15時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
リヒト(プロフ) - もう好きすぎて1日で全部読んで何回も繰り返して読んでます!!笑これからも更新頑張ってください!!めっちゃ応援してます!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: c6295103af (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - %さん» またコメントくださってありがとうございます! 受験なんかに負けず頑張ります! (2020年2月26日 15時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!ゆずさんの紡ぐ物語は読んでいて心地良いです!カッコいいと可愛いを兼ね備える美女は正義ですね(謎理論) 更新頑張ってください!応援してます! (2020年2月26日 8時) (レス) id: 02aec80553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - somariさん» ありがとうございます! 更新頑張ります! (2020年2月25日 16時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2020年2月21日 17時

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