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一寸の虫にも五分の魂 ページ33

「A! 何しやがんでェ、俺のサド丸が!!」


「Aひどいヨー!! 真剣勝負の邪魔するなんて!」




すぐ様抗議に来た総悟と神楽の頭に、私に続いて登ってきた銀ちゃんが1発づつ拳骨を落とす。




「バッキャロォォォ! 喧嘩ってもんはなァ! てめーら自身で土俵に上がって、てめーの拳でやるもんです!」




流石に先生に拳骨をされた銀ちゃん達の様に地面に沈む事はなかった2人は、頭を押さえながら少し不満気に仁王立ちの銀ちゃんの説教を受ける。


「遊び半分で生き物の命もて遊ぶんじゃねーよ! 殺すぞコノヤロー!!」と少し矛盾した銀ちゃんの言葉を聞き流しつつ、私は瑠璃丸の姿を捜した。


……あれ? 居ない?




「カブトだってミミズだってアメンボだって、みんなみんな……」




某童謡の歌詞を引用して、銀ちゃんがそう言った時だった。


メキッと、彼の足元から嫌な音がする。


草履をズラせば、そこには……。




「……みんなみんな死んじゃったけど、友達なんだ……だから連帯責任でお願いします」




銀ちゃんは真っ青な顔で、真っ青な顔の私達4人にそう言った。


いや、ふざけんなァァ!!

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ゆず(プロフ) - fubukiさん» ありがとうございます! これからもよろしくお願いします! (2021年2月22日 22時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
fubuki(プロフ) - 題名が覚えている百人一首の句なのでとても嬉しくなりました!面白いです。 (2021年2月22日 21時) (レス) id: 8d00889b6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - グリみいさん» ありがとうございます!そう言っていただけて凄く嬉しいです。更新頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年9月4日 18時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
グリみい - 感動して泣けました!!凄くこのシリーズが大好きです!!応援してます! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 460e4835e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年8月18日 10時

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