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赤い目 ページ14

「……おいA、今までどこ行ってた!」




屯所に戻った途端、トシの怒鳴り声がした。


至急来いと言われたにも関わらず、突入に参加しなかった事をかなり怒っているらしい。




自分で言うのもなんだが、私は真選組のかなりの戦力である。


私が居ればこた君を捕まえられた可能性もあった……かもしれない。




「隊服着てるって事ァ、向かってはいたんだろィ?」




カリカリしているトシを宥めるかのように、総悟が助け舟を出してくれる。


ゲーム機に向かっていたその視線が私に移った途端、その目が見開かれた。




「お前……その目どうした」


「え?」




反射的に目に手をやってから、ハッとする。


そういえばさっき、散々泣いた後なのだ。


きっと、真っ赤になっているんだろう。




「……泣いたのか?」




総悟の言葉で気付いたのか、今まで怒っていたのが嘘の様に、トシが心配そうに眉をひそめる。


怒りが収まってくれたのは嬉しいが、さてどう答えよう。




「え、えっと……砂が、目に入っちゃって。擦ったからかなー」




ヘラッと笑って誤魔化す。


鋭い彼等は納得しないだろうけれど、こう言うしかないだろう。




「……そうか」




案の定、納得してはないようだけれど、それ以上は追求してこない。


ほっと息をついて、総悟に「勝負しよー」と話しかけた。

喧嘩はグーでやるべし→←1番



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ゆず - 亜水さん» 総悟のSが初めて発揮された回。私結構お気に入りです。 (2019年7月16日 20時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 本当だぁ!更新するの早いですね!凄い!あのカエルアニメで観たときマジで苛ついた!総悟あのまま首はねちゃえばいいのにって正直思いました。でもまあ最終的には焼かれてたんで良かったです♪ (2019年7月16日 20時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 亜水さん» ありがとうございます!このシリーズを更新するのは私自身楽しいので、ドンドンしていけたらと思います。 (2019年7月15日 22時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 桂優しいな〜再開場面、感動しました! (2019年7月15日 11時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - めっちゃ面白いです!読みやすかったです!更新頑張って下さいね次も観させていただきますので、よろしくお願いいたします! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年7月10日 22時

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