桜舞い散るこの季節 ページ42
松下村塾の塾生が1人減って、1ヶ月が経った。
桜舞い散るこの季節は、Aが松陽に拾われた季節でもある。
そんなワケで毎年4月4日(Aが松陽に拾われた日)には、彼女の誕生日会を開くのが恒例となっていた。
「出来たぞー、運べー」
「何でテメェに指図されなきゃなんねェんだ」
「お前が何にも作れねェからだろうが」
睨み合いながら食事を運んでいく、銀時と晋助。
台所では女子達がバタバタしばがら食事を作っていく。
小太郎は、Aの相手をしていた。
暫くして準備が整い、小太郎がAを連れてやって来る。
キラキラと瞳を輝かせたAがいつもの定位置に着くと、会が始まった。
「えー、それでは、Aの誕生日(仮)を祝して……乾杯!」
「「「「「カンパーイ!」」」」」
「何だ(仮)って。要らねェだろ」
「そういうのは正確にしとかねェとだろ!」
「変なところにこだわんな」
銀時が取った音頭に、また晋助が言い返す。
四葉が居なくなった直後は晋助が遠慮していたが、度重なる通常運転な銀時からのチョッカイに堪え切れなくなったらしく、もうすっかり元通りだった。
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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時