3人組 ページ4
『兄』や『姉』の名前を聞いたり、Aの世話係や部屋を決めたりしている時だった。
「次勝つのは俺だかんな!」
「言ってろよ、また勝ってやるから」
「98敗の奴が何言ってんだ」
「お前も98敗だろ」
「お前らやめないか。そろそろ先生も戻ってきているだろうし……」
賑やかな話し声が、廊下から聞こえてくる。
それは段々と近付いてきて、A達の居る部屋の襖をあけるまで続いた。
「3人共、戻って来ましたか。紹介しますね、君達の妹のAです」
新しく入ってきた3人に松陽が声をかけるも、「妹……!?」と反応したのは、髪の長い人だけだった。
先程の姉達程では無いものの目を輝かせながら、側に来るとしゃがみ込んで、Aと目線を合わせてくる。
「Aか、よろしくな。俺は桂小太郎だ」
そう言いつつ腕を伸ばし、人差し指で頰をつついてくる。
「柔らかい……!」と感動したように呟いた後、振り返り、松陽に拳を見せられて喧嘩を終えた2人に声をかけた。
「銀時、高杉。この子の頰柔らかいぞ。触ってみろ!」
喧嘩を止められてする事が無くなったからか、先程は興味無さげだった銀髪の人も、一緒になって頰を触ってくる。
「おお」
「A、コイツは坂田銀時だ。凄い天パだがそれを言ったらダメだぞ、気にしてるらしく怒ってくるから」
「うるせぇヅラ」
「ヅラじゃない、桂だ!」
2人にされるがままになっていたAだが、世話係に任命された
四葉が「高杉君は良いの?」と残りの1人に尋ねるも、紫がかった黒髪のその人は、そっぽを向くだけだった。
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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時