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私に親が居ないワケじゃ無いと思う。
赤ん坊が戦の跡地で1人で生きていける筈なんてないから、私を育ててくれた人は絶対に居るんだと思う。
私の中の1番古い記憶は、3歳くらいの時のもの。
ただただ、あの死体の山から使えそうな物を拾って、近くの川や林から食料を調達していた。
今思うと、随分逞しい子供だなと思う。
私がそういう事を出来るようになるまでに、育ててくれた人。
私を産んだのかもしれない人。
でも、会ってみたいとは1度も思った事が無い。
今は、松陽達が居るから。
本当の家族じゃないのに、本当の家族みたいに接してくれる、あの人達が。
これから先もずっと、皆で居られたなら。
私はきっと、笑顔で前を向ける。
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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時