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わたしは一国のお姫さま。
だからみんなの模範じゃないといけないの。
そんな考えは思い出せないくらい昔からわたしの中に巣くっていた。
いい子でいなきゃ、なんて誰からも言われた記憶はないけれど、
無意識に感じ取っていたのかもしれない。
それが最近苦しくなってきたのかもしれない。
そんなことわたしに許されるはずはないのに。
それはきっと、知らない人と結婚しなくてはいけないという
未来が見えてきたからかもしれない。
あれから11年が経った。
きっと相手は覚えてるはずないわ。
きっといい人を見つけているんだわ。
考えるだけで胸が苦しくなったけど、誰にもあのことを話していなかった。
いまさら迷惑はかけれないし、わたしはいい子でいないとみんな困るもの。
士郎「あの・・、ボクはAのこと
すっごい大好きだし、大切に思ってる。
それはきっと、Aのお父様もお母さまも
ラベルさんも、同じだと思うんだ。
もちろん、アツヤと風介も。
だから、迷惑かけられたくらいじゃ嫌いになんてなれないし、
いい子だから、Aが好きなわけじゃない。
Aだから、みんなAのことが好きなんだ」
欲しかったときに、欲しい言葉をくれた。
その感覚はまさに11年前の3日間のようで。
涙が止まらなくなった。
士郎くんの体温と、ゆっくりと頭を撫でてくれるのが心地よくて。
今だけ。
今だけ甘えさせて。
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革ベルト
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智紀 りょう(プロフ) - 仁王彩香さん» こんなに待ってくださってる方がいたとは、、！ 申し訳ない限りです、これから見直して更新できたらと思います、、！ (2021年4月27日 23時) (
レス) id: 890551613b (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - 更新お願いしマス｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ (2021年1月19日 0時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - ？ (2020年5月10日 15時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - お願いです！続きを更新してください(泣) (2019年12月25日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きは (2019年11月3日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智紀 りょう | 作成日時：2012年9月7日 16時
