エチュード(JUMP×JUMP短編集)

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はぁ、はぁ…浅い呼吸を繰り返して息を整えようとしても、薮くんの次の行動に俺はまた息を乱される。


パキンと何か蓋を開ける音がして、「ひっ…」
冷たいものが後ろの孔に垂らされた。



もちろん、知ってるんだ。男同士ならそこを使うことは。


俺だって毎夜光くんを夢の中で抱いた。

肌に吸い付き、花をいくつも咲かせた。指を絡めとって、ぷくりとした涙袋にキスをして。
光くんを組み敷いて、膝の裏に手をいれて。
「ゆうと、恥ずかしい…」、君の顔を羞恥で紅く染めて。





それがどうだ。
想像で俺が�爐靴燭海鉢瓩蓮∈２兇��爐気譴討い覘瓠�

ちゅぷ、と指が…後ろの孔に当てられて、くるくると動く。薮くんは孔のまわりを…ローションだろうか？塗り込むように優しく指を動かした。

イったばかりで敏感になっていた俺は、その初めて与えられる場所への刺激さえも気持ち悪い、よりも気持ちいい、が上回る。

「や、薮くん…やめてっ…」

これ以上は、お願い…
俺はそっち側になりたいんじゃないんだ。

そう、思うのに。



「はは、さっきよりビンビンじゃん」

勃ち上がった俺のものは先程よりも質量を増して、赤黒く熱を持っていた。

つぷ、

「…っ⁈」

入ってきた指にぞわりと全身が震える。
少しずつ、少しずつ、内壁の襞を掻き分けるように指が奥へと入ってくる。

お腹らへんが苦しくなって、こめかみを汗が伝う。目をぎゅっと閉じて時間が過ぎ去るのを待った。



「んっ⁈ぁっあぁぁ…！」

薮くんの指が上の方のぽこんとした場所を掠めて、経験したことのない快感が全身をびりびりと駆け巡った。


「見ーつけた」

にやりと笑みを浮かべて、何度も何度もそこを引っ掻いたり、押しつぶしてくる。

「ん、ふ、ぅ…っぁ、」

こんな声、出したくないのに。
目からは止めどなく涙が溢れ、睫毛がひっついて瞼が重い。

2本なのか、3本なのか、いつのまにか増えていた指がナカを蠢いてひっきりなしに与えられる快感に俺のモノはダラダラと蜜を零す。



お願い。もう、許して…



「も、いいかな」

ナカをかき混ぜていた指をぐちゅん、と出した薮くんに、俺は安堵のため息をついた。

もういいかな、をこの行為の終わりだと考えていた俺は大馬鹿者だ。



ぐ、と固く熱いものが押し当てられて、これが始まりなんだと絶望に染められる。

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