最強の妹 2【呪術廻戦】

弍 ページ10

貴方side

伏「お前はいつから知ってた？」
貴『...兄さんに呼び出されて、万一宿儺が出てきた時のために視るようにって、だから悠仁が１度死んだすぐ後｡』
伏「五条先生から口止めされてたのか...」

　そんな顔しないでよ、嘘ついてたの嫌になっちゃうじゃん。

貴『悠仁のためにも言えなかった。死んだと思われてた宿儺の器が実は生きてましたなんて上に知られたら、悠仁また...』
伏「そうか...そういえば、A、」
貴「うん？」

　どうした恵、なんでそんな深刻な顔してんだ。何、こわ。

伏「俺、お前に、虎杖がお前のこと、好き、だったって言ったよな...」
貴「...ゑ？」

　...言ってたか？なんか大事だったとは言われた気がする。伏黒が部屋から出ていった瞬間頭から抜けてたわ。

　ん？じゃあ、私悠仁に対してかなり思わせ振りな態度してなかった？
　
　え、全裸の悠仁に抱きついて？ハグして、されて？え？ハグしていい？って聞かれたのそういうこと？え、ちょっと待って、いや、待って待って、

貴『...ﾎﾞﾝｯ！』

　待って、顔面爆発した気がしたんだけど。ヤバイ、顔今真っ赤かも知れないんだけど。

伏「A？顔ヤバイぞ...大丈夫か？」
貴『...ね、恵...』
伏「？」
貴『私さ、悠仁が私のこと好きなんて、聞いてないんだけど...』
伏「...え、」
貴『だ、いじだとは、言われたけどさ、その、す、きなんて、知らないんだけど｡』

　おいなんだその顔は。間抜けすぎるぞ恵。こっちの気持ち考えろよ。今までの行動抹消したいわ。

伏「...あー、忘れろ｡」
貴『無理だろ!!ちょっ、これから悠仁の顔見れないんだけど...あんなことするんじゃなかった...』
伏「あんなことってなんだよ...」
貴『...全裸の悠仁に抱きついた...あと...ハグして、された...』
伏「...は？」
貴『もーー!!恵がバラすからこれからどう悠仁と接すればいいの!？意識しちゃうじゃん!!』

　何しまったみたいな顔してんだコイツは!!

　顔の両頬に掌を押し付ける。今までにないくらい顔赤い気がする。
　
　なんか廊下からすごい音聞こえてくるんだけど。

虎「だぁッ!!やっと撒けた!!あー、もう東堂のやつしつこすぎぃー！マジ疲れたわー！...あれ？Aどしたの？顔真っ赤じゃん。熱でもあるの？」

　

──────

　文字数の関係で次行きます。

参→←完遂　壱

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