最強の妹 2【呪術廻戦】

弐 ページ3

伏黒side

　五条先生を待っていたら京都校が先に来てしまった。あの人、一応客人の人ら待たせてどうすんだよ...

悟「おまたー!!」

　と思ったら来たし。

貴『すみません、皆さん、遅くなりました！兄がなかなか動いてくれなくて...』
歌「いいわよAが謝らなくて、貴女も毎回大変ね、こんな兄も持って｡」
悟「歌姫は黙ってて。それにAは僕のこと大好きだもんね。ちゃんと言質取ってるし｡」

　そう言いながら五条先生はスマホを取り出し何かボタンを押した。

貴【兄さん、愛してるよ｡】

悟「ほらね？」
釘「いやそれアンタ原宿の時のやつじゃない、てかなんで録音なんかしてんのよ｡」
悟「Aとの会話は全て録音してある｡」

　いやキモすぎだろ、シスコンもここまで行くと犯罪だろ。てかなんだそのでかい段ボール箱は。

悟「そうそう、私出張で海外に行ってましてね｡」
パ「急に語り始めたぞ｡」
悟「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを、歌姫のはないよ｡」

　相変わらずこの人変なのしか買ってこねえな。絶対要らねえだろ。

悟「そして東京校の皆にはコチラ!!」
釘「ハイテンションな大人って不気味ね｡」

　全くもってその通りだ。

　というかさっきからA微妙な顔になってる。体調悪いのか？

　そう思ったが箱に視線を戻した瞬間、箱の蓋が勢いよく開いた。

悟「故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」
虎「はい!!おっぱっぴー!!」

　中から出てきたのは虎杖だった。二ヶ月前、俺の目の前で死んだ筈の、虎杖が。
　なのになんでこにいるんだ？しかもなんだおっぱっぴーって、古いだろどう考えても。
　なんかえぇー！みたいな顔してるがこっちの方がえぇーだよ。訳わかんねえ、喧嘩売ってんのかコイツら。だからか、Aが微妙な顔してたの。てかアイツも虎杖生きてたこと知ってたのかよ。は？

貴『...だからふざけるのも大概にしたらって言ったのに...野薔薇、いいよ。我慢しなくて｡』

　Aが釘崎に一言言ってすぐに、釘崎は虎杖の元へと歩み寄って箱を乱暴に蹴った。

釘「おい｡」
虎「あ、はい｡」
釘「何か言うことあんだろ｡」
虎「え」

　あ、涙目になってる。やっぱコイツ意外とショック大きかったんだな。

虎「黙ってて寸ませんでした...生きてること...」

　なんでお前まで涙目になってんだよ。Aに至っては腹抱えて爆笑してるし。

　でも、まあ、

虎【長生きしろよ｡】

　良かった。生きてて。

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