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   第二話 ページ5

『………』

私以外誰もいない居間に、電脳(パソコン)の音ばかりが響く。

*

先刻の出来事は、幾ら夢と云っても、現実でしかなった。

私は惚れやすい性格なのか

単純に、その言葉が頭を埋まらせる。

婚約者廃棄は、幾ら私でも罪悪感だらけ。

*

数分程度、経っただろうか。

『服に沁みた珈琲、其の儘だった…………』

しかも、

『一部の情報資料がぐしゃぐしゃに……』

最悪だ

確か、服に沁みた汚れは中也がとってくれるんだ。

あ、でも

中也、今日も帰って来ないんだったけ─────┈

*

然も、他の男に惚れた現在状の私と逢う事なんて、出来ないし。

電脳から零れる無機質な音。

*

其れすらも、私にとって最悪だった

*

『_____一万で交換ね。』

そんな回想は、数十分前のこと。
現在、ポートマフィアにて。
情報を交換している。

『御意。人虎についての情報、有難く受け取る。』

芥川龍之介。
中也が自慢に思うと云うポートマフィア部員だ。

『龍之介は、本当に人虎大好きだよね。何時も、人虎。人虎。ってさ』

少し、笑える。
龍之介は、どんな些細な情報でも、人虎に関して一言でも書いて有れば直ぐに買う。
嫌いな人ほど、好きになるって奴かな。

『人虎に持つのは好意ではない。人虎は捕獲目的な故___』

『芥川さん、首領から呼び出しです。』

一人の黒服が話しかけ、龍之介は『では、又。』と云って黒服と一緒に歩いて行った。

『さぁて、私も家に帰ろう。』

*

人通りが多い道を、私はなんとなく歩いて帰った。

┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈
醤油_syouyu_が書かせて頂きました。

読者の皆様、お読み頂き、有難う御座います。

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 江戸川乱歩   
作品ジャンル:恋愛
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のんこ(プロフ) - じゃあ今日塾で渡しとくね。 (2018年8月1日 17時) (レス) id: eb60c4dd1a (このIDを非表示/違反報告)
のんこ(プロフ) - ブラウン・レビット・Lさん» どこにですか? (2018年8月1日 17時) (レス) id: eb60c4dd1a (このIDを非表示/違反報告)
のんこ(プロフ) - うわあい!あともう少しで10000htやないですか!!頑張ってください!!! (2018年8月1日 15時) (レス) id: eb60c4dd1a (このIDを非表示/違反報告)
長月冬麻(プロフ) - すっごいドキドキします、色んな意味で。乱歩さんがいつになく可愛くて、中也さんが推しなんですけど、やっぱり乱歩さんも好きなので、夢主ちゃんに感情移入してしまって、苦しいです。婚約してる彼がいるのに一目惚れしてしまった、中也さんがどうなるか気になります。 (2018年8月1日 10時) (レス) id: 0ab6a974b3 (このIDを非表示/違反報告)
火炎龍音覇(プロフ) - ポーレンカさん» 指摘、ありがとうございます。色つきが多いのは本文と変えるためです。短いと感じるかもしれませんが、余り改行をしていないので、そう感じるかもしれません。改善は出来る箇所はさせて頂きます。 (2018年6月23日 22時) (レス) id: 7aec75057c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藤本凌&醤油_syouyu_ x他1人 | 作成日時:2018年4月30日 8時

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