枯れ花が思うは水の*3 ページ7
ある日のことだった。
次の時間が体育で着替えないといけないので私は
更衣室に向かった
もう誰かが来ていたようで話し声が聞こえる。
『如何だったの?』『ふふっ思った以上にカンタンだったわよ。家に行って名前で呼びあったりしたし連絡先も交換したの。彼奴って思った以上にチョロいし友達もいなかっただろうからなんでも信じたの面白いわ』『翠ったら腹黒〜〜!』
聞き覚えのある声だった。
その声の主は数日前私の家に来ておさ兄ぃを好きになったから協力して欲しいと頼んで来た。
そう
私の
唯一の
友達だった。
ガチャッ
翠『あら、花。意外とはやかっ……た……』
ああ、みんな焦ってる。
4、5人いた女子は青ざめた顔で見ている。
それもそのはず。
私の後ろでは輪廻の輪がくるくる回っている。
すでに一面には彼岸花。
今までにない感情をコントロール出来なかった。
貴『さぁ、業深き罪人よ。今こそ審判の時』
きっと此処にいるみんな斬 首されるのだろう
友達ってなんだ
信じるってなんだ
笑うってなんだ
翠『いやぁぁあぁ!化け物ぉおぉぉ!』
女『来ないでぇぇぇえぇ!』
私って
なんだ
化け物?人間?女?
ザグッ
血が飛び散る。
大きな回転する刃は
私の腕を掻き切っていた。
貴『まだっ…私は罪人にならなっ…い』
あの日おさ兄ぃが私を助けてくれた日
『人を傷つけてはいけない。傷つけた瞬間君は罪人
Aの親と同じになる。だから絶対に_____』
貴『もっと……おさ兄ぃと…いっ……しょに』
プツッ
************
目が覚める。
此処は何処だ。
太『A!目が覚めたんだね!良かった』
貴『おさ兄ぃ…』
おさ兄ぃはあの後翠達が通報して私は運ばれたの
だと教えてくれた。
私の脳裏に焼き付いた翠達の顔。
恐怖
其れだけだった。
ダッ
太『‼A⁉』
私は走った。
階段を登ってフェンスに足を掛ける。
太『A!やめろ!』
手を取られる。
貴『離しておさ兄ぃ。私はいない方がいいの。
もう死 なせてよッ!』
ボロボロ溢れるもの。
貴『私は化け物なの!』
太『莫迦‼』
貴『‼』
太『化け物なんて私は思わない。
大切な大切な人だ。』
おさ兄ぃが私を抱き締めた。
貴『あったかい……』
大切に思ってくれる人がいる
なんて幸せなんだろう
貴『大好きおさ兄ぃ。ずっと一緒にいてね』
太『うん約束』
此れが恋と気づくまであと少し。
ラッキーアイテム
抹茶色の着物
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妄想乙娘 - 月華さん» ありがとうございます (2018年11月11日 10時) (レス) id: 6c6a1a0354 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 妄想乙娘さん» わあ、大丈夫ですか?あんまり無理はしないでくださいね。それと続編おめでとうです!そちらの方も是非、行かせていただきますね。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 38d51aa110 (このIDを非表示/違反報告)
妄想乙娘 - 月華さん» 私は文化祭後で風邪引いてツラミざわでしたw今もあんまりよくなってないけど根性でうらつくしてます! (2018年11月11日 10時) (レス) id: 6c6a1a0354 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 妄想乙娘さん» あ、乙娘ちゃん、お久しぶりです!お元気でしたか?私は昨日一昨日とちょっと喘息中でした。今は治まって大丈夫です。 (2018年11月11日 9時) (レス) id: 38d51aa110 (このIDを非表示/違反報告)
妄想乙娘 - 月華さん» 可愛い可愛い的なやつですね! (2018年11月11日 9時) (レス) id: 6c6a1a0354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想乙娘 | 作成日時:2018年7月26日 19時