文豪と恋物語２

花咲き病＊ドストエフスキー ページ47

花咲き病___________
目に花が咲く。
進行すると眠りが深くなる
やがてその眠りが永遠のものになる
治療法は愛する人のぬくもりを知る事

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朝おきて鏡を見ると目に花が咲いていました

貴『なにこれ、異能力か何か？
やだ、気持ち悪いかも……』

こんなのみんなに見せられない
…休もうかな

貴『もしもしAです』
ド〔なんですか〕
貴『今日は休みます』
ド〔何故〕
貴『あっと……お腹が痛〔嘘ですね〕
とりあえず休むので』
ド〔待ちなさい、今日は〕

___ブチッ

切っちゃった
まぁいいか

こんな気持ち悪いの見られるよりいい

貴『クリスマスにこんな事ってある？』

今日はクリスマス。
雪が降るのでとても寒い

貴『これストーブなかったら終わってるな』

なーんて考えていると

バチンッ！

貴『嘘⁉停電⁉』

小さい頃、ドストさんに出会う前
私は1人だった、暗闇が怖かった

そしてドストさんと言う光に出会って変わった

貴『寒い……』

凍え 死 んじゃうのかな

貴『せめて貴方に好きと』

( 言 い た か っ た )

バダンッ！

ド『Aさん！！！！！！』

貴『ドストさん……』

ド『もっと早く来ればよかったですね』

貴『み、見ないでください！』

ド『何を？』

貴『私、異能かどうかわかんないけど目に花が咲いて…気持ち悪いから見ないでほしいです』

ドストさんに背を向けた
すると暖かな感触が

ド『それ、異能じゃないですよ
こうしてれば散る筈です』

こんなに避けたのに

嫌ったふりしたのに

ド『大好きです』

下手な朝なんて貴方には通用しないたですね

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