文豪と恋物語２

聖女様は恋愛禁止＊2 ページ33

何時ものように手を合わせる

貴『さぁ神に祈りを捧げましょ『せっ、聖女様ぁぁぁぁぁ！』何事ですッ！』

男『マフィアが、ポートマフィアがぁぁ』

パンッ

樋『煩いぞ、芥川先輩の古傷が傷む』

芥『ゲホッ…僕は芥川。ポートマフィアの狗
このリーダー格の裏切り者を処罰しに参った。
そして聖女を奪いッに……⁉』

貴『リーダー格？お父様の事で、って』

芥川……？と名乗る者が目を見開き此方を見ている

芥『A…⁉』

樋『お知り合いですか？』

芥『あぁ、ッ！樋口！リーダー格を仕留めてこい。
此奴は僕が』

貴『！はっ、お父様！』

男『A様、お父様はお逃げになられました。
生 け贄になるのは貴女であります。』

貴『……え？』

男『さぁ私達の代わりにこの女をさし出』

ザシュッ

芥『ひとつ言い忘れていたが……』

男『……は？』

芥『殺 しに来たのはリーダー格だけであってAを殺 す気は微塵もない』

樋『せんぱーい！リーダー格を見つけました！』

芥『すぐ向かう。おいAッ……⁉』

お父様、私は

貴『え……なんででしょう』

涙が溢れて来るんです

考えればわかること
預言者がいて襲撃するのも分かっていたはず
私をリーダーとしてたのも

《お父様の身代わりとして》

《死 なせるため》

貴『ッ……！うわぁぁぁん！』

ぎゅっ

芥『泣くな。』

貴『……え。』

芥『僕がこの檻から救い出すと約束したろう』

この温もり知ってる

《黒の王子》

貴『りゅっ、のすけさん』

芥『A、迎えに来たぞ』

小さい頃私の前に現れた王子様、龍之介さん

恋愛禁止の私は記憶を消されていたんですね

でも貴方の言葉は残っていた

待っていました

貴『連れてってくれるんですか？』

芥『あぁ、行くぞ囚われの姫』

白の王子って感じよりも黒の王子が

貴方にはとても似合います



(此れは何でしょうか？)
(無香花と言う美味な食べ物だ)
(興味深いです……モキュモキュ……美味しい！)
(可愛い、A嫁に来る気はないか)





＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
はい、gdgd！もうなんかすみません
月華様如何でしたか？
よければ感想&またリクエストお願いします！

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