文豪と恋物語２

避けて実る恋は無し＊太宰治 抹茶様リクエスト ページ30

好きって言ったら君はどんな反応をするかな

《私もです》

って何時もみたいにはにかんでくれるかな

大好きなんだよ
だから傷つけたくないんだよ

もう

太『私に近づかないでくれるかな』

貴『でも……』

好きなんだよ
今すぐギュッて抱きしめたいんだよ

太『……任務だから』

貴『ごめんなさい』

そんな顔しないでくれ給え
君には笑顔がよく似合うんだから

貴『太宰さん！行ってらっしゃい！
国木田さんが怒って入ってくるけど気をつけて！』

太『……』
国『おい太宰！お前また漁業網に引っかかった…』

どうして君はこんなに私が突き放しても付いて来るんだい？

探偵社に来る時も付いてきたよね
嗚呼、愛おしい

＊＊＊＊＊＊＊
太宰さんは私に冷たい
避けられてるんだ

分かってる、私の事が嫌いって事

でも私は好きなの

でも私が話しかけるたびそんな哀しそうな顔をするのならもう話しかけない

これで最後だから

貴『太宰さん！行ってらっしゃい！』

せめて

笑顔で

＊＊＊＊＊＊

ん。

五秒後、中原さんが現れる

中『マフィアに戻る気はねェか』

貴『中原さん』

中『エリス嬢も、……ボスも寂しがってる
太宰に相手にされねェならいつだって俺が相手してやるから
マフィアに戻ったかねェか』

中原さんはいつも私を気にしてくれる

こんな時にも私が辛いって何時も気づいてくれる

貴『わかりました。早速今日マフィアに移ります』

太宰さん、さようなら

＊＊＊＊＊
福『突然だがAは探偵社を抜けた』

ザワッ

敦『Aちゃんは何処に……』

福『わからない。辞めるとだけ言い残した』

太《きっとマフィアだ。
中也、まだAちゃんの事好きだったんだ
だから戻ってきてほしいとか言ったんだろうな》

太『社長、少し時間を貰っても』

福『嗚呼、行ってこい』

＊＊＊＊＊＊
貴『よしっ、これで全部！』

荷物を運び出す

後は黒服と立原くんと中原さんがしてくれる

貴『ごめんなさい太宰さん。
せめてさよならと好きでしたを言いたかった___』

なんて考えていると
太宰さんが現れる予知を見た

え、

太『さよならなんて言わせないよ』

え、

貴『うそ太宰さん…………！？！？？』

太『此れからもだから』

貴『如何して』

太『好きだから。それ以外ないけど』

こんな未来予知できなかったのですが！

太宰さんにグイッと引き寄せられる

『此れから一緒にいてくれるかい？』
『喜んで！』


この後結ばれて中原さんは泣いた。←

避けて実る恋は無し＊2→←駄作者です！

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