文豪と恋物語２

枯れ花が思うは水の＊太宰治 夏姫様リクエスト ページ5

夏姫様リクエストです！
遅くなり申し訳ございません

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みんなには親ってモノがある？

私にはない。

私が小さな頃親は私を化け物扱いをした。
奴 隷のように扱われて蔑んだ目で見られていた。

何故かって？
其れは私が危険異能力者だから。

《地獄の花》
輪廻の輪が私の背後でくるくる回り
紅い花＝彼岸花は敵を斬 首してしまう。

親は私の異能が恐かったのだろう。

別室に監 禁し食事もろくに与えられなかった。

そんな毎日が続いていたある日親は失踪した

私を残して

『誰があの子を引き取るの？』『あんたひきとんなさいよ』『嫌よ‼あんな化け物‼』『もう孤児院に入れましょうか』『お金ば如何するのよ！』

私は如何なるんだろう

もういっそ此処で全員殺 して死 刑になろうか

『はいはい、ストップーーー！』

急な明るい声に親戚の声はかき消され
私は目を丸くした。

太『Aちゃんは従兄弟である
私が引き取ろう』

貴『はっ……？何』

太『宜しくねAちゃん。
今日から私が君の家族だ。』

ギュウッと抱きしめられる。

此れが人の温もり。

貴『あったかい……』

初めて流した涙だった

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学校なんて久しぶりだ。

でもやっぱり何処も同じ、私は孤立している。

先生『今日は授業参観日です！皆んなのお父さん、お母さんが授業を見に来るよ、皆んな頑張ろうね』

あ、プリント出してなかった。

まぁおさ兄ぃ忙しいし出しても来ないか。

5時間目。
クラスメートの親が来て教室はパンパンになる。

来ていないのは家だけだ。

ガラッ
教室のドアが開く。

ザワッ

教室がざわめく。

先生が口紅を塗りたくり頰を染める。

女子は騒ぎ出し男子は騒つく。

横にいる母親迄もが頰を染めあげている。

『誰の親⁉』『綺麗なお母さんとかっこいい
お父さんだ』『両方男でしょ‼』『まじやば！』

其処には

太『中也wwwお母さんって言われてるよwww』

中『うるせェ太宰！授業参観だから来たってのに罰ゲームじゃねェか！つかAは何処だよ⁉』

おさ兄ぃとちゅう兄ぃだった。

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