山田先輩 ページ2
私の部署には
無口でクールな
部長、山田先輩がいる。
イケメンで、
よく、違う部署の女の子たちが
見に来ている。
仕事しろよ←
てか、山田部長、
小さくね?←
あ、失礼失礼、
先輩はとても不愛想で…
「おはようございます。」
「……うん。」
………はぁ??
って感じ笑
なんでこいつが部長なんだろうって思う。
一回、隣の部署の
薮先輩に聞いたっけなー
「成績は優秀で、提出した案件は会議を必ず通るほど」
ということらしい。
あ、そのあと薮先輩からランチのお誘いをもらいましたが
お手柔らかく、断りました←
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そして、
彼に目をつけられたのは
少し熱くなってきた時期だった。
デスクで仕事をしている時、
「おい、…」
ん?…ま、いいか。
「なぁ、A、」
え?
「はい、なんですか、山田先輩。」
いま、よびすてだったよねえ
おいおいおい
女子軍の目を光らせてしまったではないか…
「外回り、お前もついてこい。」
「ん、はい?」
「外回りだ、一緒に。」
ポカーン( ゚д゚)
空いた口がふさがらない
実にこのことだろう。
「Aちゃん面白いねえ」
そして、なんでいま会話に入ってくるんですか、
有岡先輩。
「大ちゃん、うるさい。
A、はやくいくぞ。」
「あっ、はい。」
「涼介こわーい、Aちゃん、がんばってね〜」
「あ、はい…はははは汗」
うん、なんでぇぇぇぇぇぇえ!?!?
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そして、取引相手様のところにお邪魔して、
私は見学的な感じで見ていた。
「はい、こちらの商品なんですけれども…」
次々に商品の良さをアピールしていき、
相手の質問に何なりと答えていく先輩。
薮先輩、本当にすごいですよ、山田先輩は←
そして取引が無事に終わり、
本社に車で戻っている時だった。
「あの、山田先輩。
なんで、私と外回りなんかを…。」
「苦手だから、」
ん?
「いつもさ、女の子ってついてくるんだよね。
なんもあげないのにさ、
だから女の子が俺苦手で。
でも、お前は違う。」
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作者名:閑 | 作成日時:2018年1月6日 21時