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過保護/6 ページ8
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今日は2月14日
世間はバレンタイン一色で
もちろん私も友達にチョコレートを作ってきたけれど、
「Aちゃん、チョコ作る時に指切ってない?!救急車呼ぶ?!」
朝から及川さんに絡まれました。
「切ってませんよ…」
「本当に?!及川さんはAちゃんに何かあったらこの内蔵を売ってでも助けるよ?!」
「朝から重い話しないでください!!!」
いつも以上に心配性な及川さん
正直ウザい。
けど、うちの部活には恋愛とかは無くて
みんな部活熱心な所が私は好きだ
だからバレンタインは作らなくていいのかな。なんて思っていたのに
「A先輩」
「どうしたの、国見くん」
どこからか現れた国見くん
及川さんが一瞬ムスってしたのは見なかったことで
「これ、どうぞ」
いつも通りの真顔で渡されたのは国見くんの大好物、塩キャラメル
「チョコじゃなくて、すみません……」
照れくさそうに言った国見くんは少し顔が赤かった
「国見ちゃんずるい！及川さんもAちゃんにチョコ貰う！」
いや、最初からそれが目的だったのでは
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