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アルは私のせいでﾎﾞﾛﾎﾞﾛになっていた。私はアルに近付いた。急所を狙ってナイフで刺していたから血が止まらない。ﾄﾞｸﾄﾞｸと地面に血が流れていく…私は自分の手で友達を…殺して…
アル 「そん、な顔、、す、るなってﾆｺｯ」
アルを抱き抱える。戦争中の真っ最中なのにアルの声以外の音は聞こえなかった…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙと手が震えている。アルの体はどんどん冷たくなっていく…
『アル…ごめん、ごめん！』
アルを抱き抱えながら謝る。私が…私が切り着けなかったらアルは…アルは…そんな時アルが手を差し伸べてきた。私はアルの手を握った。
アル 「アザミ…泣かないでよ…良いんだ…僕はｺﾞﾌｯ」
『もう、喋らないで…死んじゃうから…』
アル 「最後に、君、に会えて良かった…。僕ねきみ、がす、、きだったんだ…ず、、と。だからいま、ぼく、、は、し、あ、、わ、せ、、だ」
心臓の音がどんどん聞こえなくなる。アルは涙を流しながら最後に小さく言った。
アル 「い、き、、、、て」
そして、アルは目を閉じ、永遠の眠りについた
…。体の中にﾄﾞﾛﾄﾞﾛとした黒い物が自分を包む用な感覚になった。何も考えれなかった…。私の手で大切な友達さえ手に掛けてしまったその事実が私を蝕んだ…。
大切な物を自らの手で簡単に壊してしまうと自分が恐ろしくなった。
それから私は殺す人達全員がアルに見えてしまった。もし、またかつての友達が居たら…また自分の手で殺してしまうかもしれない…
その日から私は人を殺す事が出来なくなった。
部屋に引き込もって何度も泣いた。夢に何度も出てきた。毎日眠る事が怖くなった。書類もミスが多くなっていった。誰にも相談出来無かった…
そして
幹部達は私を無能と呼んだ。
全部自分のせいなんだ…。
全部…
人を殺す事が出来ない私が…
大切な友達さえ殺してしまった自分が…
無能な私が…
ハヤトには言えなかった…私がアルを殺してしまった事を…その事を知ってしまったらもう「姉さん」と呼んでくれないのかって思うと怖かった…
だから無能と呼ばれても仕方無いと思った…
だから耐えた…
何を言われても…
だって無能だから…
ーーーーー
長くなりましたm(_ _)m
これがアザミの過去となります。
アルはアザミやハヤトにとって大切な友達いえ、掛け替えの無い仲間…人間が嫌いだった彼らにとってアルはとても大切な存在と言う設定でした。
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けんまおし1016(プロフ) - うぅー!!サキめー!!!おもしろいです!!続編も見ます! (2023年2月2日 18時) (
レス) @page49 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - わわ！300hit…ありがとうございますm(_ _)mこんなに読んでくれているなんて嬉しいです。これからも少しずつ頑張っていくのでよろしくお願いします (2020年1月20日 2時) (レス) id: 7c7177328a (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 気付いたら200hit…ありがとうございますm(_ _)m (2020年1月19日 21時) (レス) id: 7c7177328a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チロル | 作成日時：2020年1月19日 0時
