子猫が7匹 ページ7
顔を洗って目が覚めたのか2人を見て嫌そうな顔をする子猫
ヴィーチャともなかなか長い付き合いなのにどうしてこんなに懐かないんだろう
それともこれも一種の懐き方なのかな
『ユーラチカ、こっちおいで』
トコトコと素直に近づいてくるユーラチカを隣に座らせみんなで朝ごはんを食べる
和食ってすごく体にいい気がするのは思い込みかな
今日はみんなこの後からリンクに行って練習するらしい
僕はどうしようかな
とりあえずバイオリンは持ってきたけどピアノも欲しいんだよね
ここら辺に置いてるところあるのかな
別に買ってもいいけど持ち帰るのが大変だし
ヴィ「…ャ」
んー、温泉 on ICEをやるってなってから記者がたくさんいるから面倒だよね
大人しくここで作曲してた方がいいかな
というかここでバイオリン弾いていいのかな
一応後で寛子さんに ヴィ「アーリャ!!」
『っうわぁ!
どうしたの?ヴィーチャ
急に大きな声を出して』
ヴィ「急じゃないよ
さっきから呼んでたのにきみが聞いてなかったんだ
アーリャも一緒にリンクに来て
演奏してもらう曲の話もするし
選手と奏者で刺激し合った方が良いものになるからね」
『そっか、わかった
なら今はヴァイオリンだけしか持ってないから
ヴァイオリンで弾くね』
ヴィ「十分だよ」
そう言って朝ごはんを食べ終え僕たちはリンクへ向かった
昨日はきちんと話さなかった優子と豪に改めて挨拶をすると2人も僕のことを知ってくれていたようでとてもとても喜んでくれた
優「まさかアリスタルフくんまで生で見られるなんて思ってもみなかったから幸せすぎて…」
西「悪いな
こいつ興奮しちまってるみたいで」
『そんなに喜んでもらえると僕も嬉しいよ』
2人は拙いながらも英語で話してくれたので話していると背中に衝撃を受けた
最近の子猫はタックルの練習でもしてるのかな
『どうしたの、ユーラチカ』
僕が聞いても子猫はムッとしながら何も言わず2人を睨んでいる
こらこら【ロシアの妖精】なんて可愛い異名もらってるんだからその顔はやめなさい
『ユーラチ ユ「 Это моё !!」え、あ、ちょっと!』
子猫は大声でそれだけ叫ぶとヴィーチャたちの方へ戻って言った
ロシア語だったからみんなぽかんとしてるけどヴィーチャなんて笑ってる
いや、なんていうか意地らしくて愛らしいけど少し恥ずかしいね
優「い、今のはなんて言ってたの?」
『あー、うん…』
“これは俺のものだ‼”
365人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここや(プロフ) - 最高でした…… (2021年3月27日 7時) (レス) id: 5dffd3ecaa (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - オリジナルキャラ設定等を載せて下さい。 相互関係が分からないです。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: e1da6f24a3 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 完結、おめでとうございます!いい作品でした!次の作品を楽しみにしてます! (2018年12月30日 2時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
k373 - 完結おめでとうございます!本当に素晴らしい作品でした。次の作品も楽しみにしてます!! (2018年12月29日 7時) (レス) id: 8c5d2fefa8 (このIDを非表示/違反報告)
車 - 控えめに言って最高です。 (2018年11月20日 3時) (レス) id: 95e04e1a30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すえさん | 作成日時:2018年9月1日 17時