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『僕は治癒野 渡 《ちゆの わたり》

よろしくね、えっと…轟くん』


中学の入学式の日
隣に座って恥ずかしそうにはにかむお前と出会った
そこから仲良くなって俺の初めての友達だった


『君はすごいね

きっといいヒーローになれるよ』


こんな俺にいいヒーローになれると言ってくれた


『過去も家族も関係ないよ

いま君が持っているものは全て君の力だ

個性だって、君の力だよ』


初めて過去を打ち明けた日もそう言ってくれた
だからあの日も


『君が好きなんだ


返事は2週間後まで待つから

それまでに考えて欲しい


急かすようで悪いけど

僕、待つのって苦手なんだ』


そうやって笑っていたお前に甘えた
そんな風に見たことはなかったから戸惑ったが
不思議と嫌な気分にはならなかった

自分の気持ちがわからなくて
ただ隣にいるのが心地よくて
ずっと続けばいいのにと思っていた


でも




『時間切れだね

今までありがとう







これからはただの友達(・・・・・)だ』





お前はもう俺を待たない





熱しやすく冷めやすいすえさんです


頑張ります執筆状態：更新停止中










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な - 応援してます！更新頑張ってください！ (2019年1月28日 21時) (レス) id: b64beb9a7d (このIDを非表示/違反報告)
 ひまる - 久々に夢小説で面白いものを読んみました。応援してます (2018年9月30日 22時) (レス) id: 0975b53c2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：すえさん | 作成日時：2018年5月23日 5時

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