7_やって来た少女 ページ9
そして4日後の土曜日…
NOside
ゼン、白雪、キキ、ミツヒデ、オビの5人は情報にあった空き家の近くに来ていた。
オビ「ここにあのお嬢さんがくるんですよね?主」
物音を立てないように気をつけながらオビはゼンに問いかける。
ゼン「あぁ。恐らく、だけどな」
オビ「前回は逃げられちゃいましたからね。今回は捕まえてやりますよ」ニヤ
ゼン「意気込むのもいいが、意気込み過ぎて空回りするなよ。オビ」
キキ「2人とも静かに。誰か来たよ」
キキの言葉に一気に黙り込む2人。
子供1「嫌だ!離してよ!」
子供2「ヒック、早く、帰りたいよぉ。お母さんに、、会わせてよぉ…」
男1「うるせぇ!お前らは黙って言うこと聞いとけばいいんだよ!」
男はそう言いながら子供達を空き家の中に放り投げた。
その後も空き家の中からの悲鳴は止まない。
白雪「なんて酷いことを…」
ゼン「あの娘は…死神はまだ来ないのか?」
様子を見ていたゼンは顔を歪めてそう聞く。
キキ「今の所はいなさそうだけど…。ゼン?」
ゼンは立ち上がり空き家の方へ歩き始めた。
ミツヒデ「?!ゼン?!何をしているんだ!」
ミツヒデが慌ててゼンを捕まえる。
ゼン「ミツヒデ離せ!俺はもう無理だ!見ていられない!俺は行くぞ!」
ミツヒデ「だめだ!落ち着け、気づかれる。もう少し待つんだゼン。計画を駄目にするつもりか!?」
ゼン「気づかれるのがなんだ?計画がなんだ?今、あの子供達は傷ついているんだぞ!見過ごしていられるか!」
オビ「主!静かにしてください。お嬢さん、来ましたよ」
ゼン/ミツヒデ「?!」
オビの呼びかけで辺りが一気に静まりかえる。
意識を集中させて見ていると、空き家の屋根に全身真っ黒の何者かが降り立った。
ゼン「あれが死神か?」
オビ「死神かどうかはわかりませんが、あれが俺が拾ってきたお嬢さんであることは間違いないと思いますよ。主」
様子を見ていると、その者は周りを見渡し始め、ゼン達がいる方向を見ると動きを止めた。
ゼン「バレた…のか?」
しかしその者はこちらに何もする事なく屋根から飛び降り、空き家の中へ入って行った。
ゼン「よし、お前達、準備はいいな?」
キキ/ミツヒデ/オビ「いいよ/あぁ/勿論です」
ゼン「念のため言っておくが白雪は絶対に出てくるなよ?」
白雪「わかってるよ!そういう約束だからね!」
ゼン「それならいい。行くぞ!お前達!」
105人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オビ大好き(プロフ) - ルイさん» 感想ありがとうございます!楽しんで頂けているのなら良かったです。戦闘シーン、これからも入れていくつもりなのでご期待下さい!更新は遅いかもしれませんが、頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。 (2017年4月7日 18時) (レス) id: d4e0814f04 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - とっても面白いです!いや〜戦闘シーンがハラハラ&かっこいいです!これからも頑張ってください! (2017年4月7日 0時) (レス) id: 53cd8612df (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - まりねえさん» 感想、応援本当にありがとうございます。楽しんで頂けているのなら良かったです!コメントを力に頑張っていきますので、これからもどうぞ楽しんで読んで頂けると嬉しいです。 (2017年3月24日 19時) (レス) id: fa9056f62c (このIDを非表示/違反報告)
まりねえ - とってもおもしろいです! 応援しています。頑張ってください! (2017年3月24日 16時) (レス) id: c914c93a5f (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - ハルさん» 確かに主人公は自分の事を考えずに行動する事が多いですね。ここだけの秘密、その原因は主人公の過去が関係するそうです。後々過去の秘密もわかってくると思いますので、どうぞこれからも続けて、楽しんで読んで頂けると嬉しいです。 (2017年3月22日 20時) (レス) id: fa9056f62c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クリオロ | 作成日時:2017年3月17日 13時