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四十八話【今 私にできることを】 ページ5

〜数時間前・雄英高のモニタールームにて〜

男1「実技総合成績出ました!」

女1「レスキューポイント0で一位とはね」

男2「仮装ヴィランは標的を補足し近づいてくる。後半、他が鈍っていく中、派手な個性で寄せ付け迎撃し続けた。タフネスのたわものだ」

女1「対象的にヴィランポイント0で七位」

男3「大型ヴィランに立ち向かった受験生は過去にもいたけど、ぶっ飛ばしちゃうのは久しく見てないね。しかもそれが女の子」

男1「しかし、自身の衝撃で甚大な負傷、そして吐血。まるで個性を発動させたばかりの幼児だ」

それを後ろの壁際に寄りかかって見ていた二人。一人はストロー付きの飲み物を飲みながら見る女と、眠そうな顔をしている男が一人。

「凄いね。今回の受験合格者は。さて、お前はこれを見てお前はどう思ったかな?」

「・・・・・・」

Aside
合格通知開封の翌日の夜。あの人達から連絡が来た。

「おっ?来たよ」

「ん?」

その二人は私が来ると、直ぐにこっちを向いて手を振ろうとしてくれていた。

A「オールマイト!菊さん!」

菊「ぎゃっ!?!」

オールマイト「ゴハッ!ダレソレ?」

モブ1「オールマイト!?」

モブ2「嘘!?何処!?ていうか、KICUも一緒!?」

菊、オールマイト「Σ(゚ロ゚;)」

オールマイト「ripi toahuta mi!人違いでした!」(小声)

A「えっ?あっ!す、すみません!ひ、人違いでしたー!」

モブ1「なんだ」

モブ2「期待したのに」

オールマイト、菊、A「ε-(´∀`;)ホッ」

菊「まったく、Aちゃんは」

A「すみません」

私は大きな声でそう言った後、菊さんに少しだけ怒られてしまった。二人は有名人なんだし、今度から気をつけないと。

そう思っていると、オールマイトが手を上げた。

オールマイト「合格おめでとう」

A「えっ?あっ、ありがとうございます!」

そう言った後、私は直ぐにオールマイトとハイタッチをした。

菊「おめでとう。これで一歩踏み出せたね」

A「はい!」

オールマイト「一応言っておくが、学校側に君との接点を話していなかったぞ」

A「えっ?」

菊「Aちゃん。そう言うのズルとか言って気にするタイプでしょ?私達は審査はやってないわ」

A「お、お気遣いありがとうございます!」

そう言いながら私は頭を下げると、あることに気づいた。

四十九話【今 私にできることを】→←四十七話【スタートライン】


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作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年3月14日 17時

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