【ヒロアカ】守りたい大切な人～二期～ (ページ34)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:19,652 hit

七十四話【猛れクソナード】ページ34

オールマイトside

菊「それでは、Aコンビ対Dコンビによる、屋内対人戦闘訓練、スタート！」

菊のアナウンスと共に、両チームが一斉に訓練を始めた。

ｵｰﾙﾏｲﾄ「さぁ、君達も考えてみるんだぞ」

緑谷少女。ここではあくまで一生徒。成績はひいき目なしで厳しく付けるからな。あと、頼むから、無茶をしないでくれよ。

菊side
私のアナウンスと共に、両チームがそれぞれの場所でスタートしたのを確認すると、私はモニターを見始めた。私はあくまで、何かトラブルが起きた時にすぐに駆けつけに行く。

その場で危険と判断したら、即止めに入る。そう言う、立ち位置にいるけど、正直、あまりこう言ったことはしてほしくない。

オールマイトから授かった個性。ワンフォーオール。この個性は、彼女の命を削るようなもの。使い方や調整のしかたを間違えたら、貴方は危険なの。

自覚があるとはいえ、やはり。だから、お願い。どうか無茶をしないで。

Aside

麗日「侵入成功」

A「死角が多いから気を付けて進もう」

そう言って、私達は窓から建物の中に入ると、そのまま通路を歩き出した。たまに物陰から少し顔を出して、敵がいないかの確認をしてから進む。これの繰り返し。

ワンフォーオールはまだ調整できないから、対人使用にはできない。あんなのを人に向けて打ったら、殺しちゃう。私だって、無事では済まない。

今の私の力と、菊先生から授かった歌の個性(まだ少ししか覚えていないけど)、麗日さんの無重力だけでやるしかない。

フルで回さないと。屋内・・・・・狭い中での戦いの記録。思いださなきゃ。そう思いながら歩いていると、

A「！麗日さん！危ない！」

咄嗟に私は麗日さんを抱えて、その場を離れた。そして、

ドン！

私達のいた所が爆発した。いや、爆発の個性を持つ人物の攻撃が壁に当たったと言った方が正しいか。

A「麗日さん！大丈夫！？」

麗日「うん。ありがとう。あっ、デクちゃん。頬に傷が」

A「大丈夫、掠っただけだから。それよりも」

今は目の前の、人物。

「コラ、デク。避けてんじゃねぇよ」

A「やっぱり、貴方が敵なら、まず私を殴りに来ると思ったよ。かっちゃん」

一番厄介な人をどうにかしないと。