【ヒロアカ】守りたい大切な人～二期～ (ページ32)

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七十二話【猛れクソナード】ページ32

～対人訓練場所～

ｵｰﾙﾏｲﾄ「ヴィランチームは先に行ってセッティングを！五分後にヒーローチームが潜入でスタートする」

飯田「はい！」

そう言って、飯田と爆豪はそのまま先に中へと入って行こうとした。すると、

ｵｰﾙﾏｲﾄ「飯田少年、爆豪少年」

オールマイトが二人を呼び止めた。

ｵｰﾙﾏｲﾄ「ヴィランの思考を良く学ぶように！これはほぼ実践！怪我を恐れず思いっきりな！」

飯田「はい！」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「度が過ぎたら中断する」

飯田「はい！」

そう言うと、飯田だけ返事をし、爆豪はAの方を向いていた。一方で、

菊「麗日さん、緑谷さん」

菊は麗日とAの方に行き、声をかけた。

菊「ヒーローとしてどう動くか、そして、どうの様にしてやるか、よく考えながらヒーローの基礎を学んでね。もちろん、実践だから、相手を本当のヴィランだと思って本気で挑んでね！」

A、麗日「はい」

菊「度が過ぎたり、危険と感じたらすぐに止めるからね。特に緑谷さん」

A「！」

菊「貴方は特に気を付けてね。貴方の個性は、自身の命にも関わることだから」

A「・・・・・・分かりました」

菊「麗日さん。パートナーをしっかりサポートしてあげてね」

麗日「はい！」

そう言うと、菊とオールマイトはそのままモニタールームへと向かい、飯田と爆豪は先に中へと入って行った。

爆豪side

飯田「訓練とは言え、ヴィランになるのは心苦しいな・・・。これを守ればいいのか？」

ｺﾝｺﾝ！

飯田「ハリボテだ」

爆豪「おい！」

飯田「？」

爆豪「デクは個性があるんだな？」

飯田「？あの怪力を見ただろう。どうやらリスクやデメリットが大きいようだが。しかし、君は緑谷くんにやけに突っかかるな」

メガネの話を聞いて、俺は無性に腹が立った。デクは、この俺を騙してたのか。クソナードが！

飯田「？・・・・・・あぁ、そう言えば、彼女、何か持病はあるのか？」

爆豪「あぁ？んなのねぇよ！」

飯田「そうか。ならいいが」

持病だ？何を言ってやがる。こいつ。意味が分からねぇこと。アイツが病気だ？んなの、ある訳ねぇだろ。何年アイツと一緒にいたと思ってる。

俺が個性以外で知らねぇ事はねぇ。それとも、アイツはまだ隠していることがあるって言うのかよ。

爆豪「ﾁｯ！クソが！」