六十話【猛れクソナード】 ページ19
爆豪side
菊「緑谷さん！凄い！」
麗日「やっとヒーローらしい記録出たよ！」
飯田「指が腫れ上がっているぞ！入試の件と言い、おかしな個性だ」
「スマートじゃないね」
な！なんだあのパワー！個性の発言はもれなく四歳までだ！有り得ねぇ！けど実際、アイツは個性を。
爆豪「どういう事だ」
俺はデクの元まで走り、訳を聞こうとした。
爆豪「訳を言え。デクテメェ！！」
A「ひっ！か、かっちゃん！」
そう言いながら、俺はデクの方へ行こうとした時、
菊「WOOD！」
後ろからそう言う声が聞こえ、同時に体が木の根っことか、硬い布とかが体に巻き付いた。
A「！」
爆豪「んだ、この布と、木の根は、かてぇし、どっから生えやがった」
相澤「炭素繊維に特殊合金の構成を編み込んだ捕縛武器だ」
菊「そして足元にあるその木の根は、私のカードマジックの一つ、樹のカード。ウッドってカードよ。ウッドは樹などの植物は花以外何でも出せるの」
俺の疑問に答えるかのように、あの先生達は言った。ていうか、ウッドって聞いただけで分かるわ！
相澤「たくっ」
A「ﾋﾞｸｯ！」
相澤「何度も何度も、個性使わせんなよ。俺はドライアイなんだ！」
全(個性凄いのに勿体無い！)
つかっ、使った後で言うな！そう思っていたら、捕縛が解けていた。
相澤「時間が勿体無い。次行くぞ」
菊「そうやって個性を使った後の気だるさは何？あっ、緑谷さん！大丈夫だった？」
A「あっ、はい！大丈夫です！」
菊「そう。なら良かった。気分悪くなったりしたら言ってね」
A「あっ、はい！」
飯田「緑谷くん！」
麗日「指、大丈夫？」
A「えっ？あっ、うん。大丈夫」
ついこないだまで、道端の石ころだったろうが。
A《凄いね、かっちゃん。個性カッコイイもんね。私も早く出ないかな？》
爆豪《デクがどんな個性でも、俺には一生敵わねぇ》
道端の、石ころだったろうが！
六十一話【猛れクソナード】→←五十九話【今 私にできることを】
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