四十七話 ページ9
三日月side
薬研の質問に答えた蝶華の話に、やはり審神者は複数人いるのだろうか。
加州「じゃあ、審神者が複数人いるのか？」
おや、加州が聞くか。それを聞いて、蝶華は不思議そうな顔で問うた。
蝶華「逆にお聞きしてもよろしいですか？」
加州「いいよ」
蝶華「何故、そのような事を聞くのですか？」
加州「ここに来てから、いろいろ改善されていることがたくさんある。だけど、その改善されてたことのすべてが、審神者一人では絶対に成し得ないこと。
ていうか、そんな事が全てできるなんて、特殊過ぎるし。それなら、複数人いる方が納得できる」
蝶華「なるほど」
加州「それで、俺の質問の答えだけど」
蝶華「申し訳ございませんが、お答えすることはできません」
大和守「はあ？逆に聞いておいて？」
蝶華「主からの命でそのことについても他言無用と言われまして」
ふむ。聞く事は叶わんかったか。それにしても、またしても審神者の命とは。この者はまるで、あの時の長谷部のようだな。そう思っていると、
長谷部「先程から、審神者の命だと言って答える気はなさげのように思えるが」
長谷部がそのように質問をした。
蝶華「そのような事は一切ございません。ただ、皆さんが質問してくるほとんどは、主の命でお答えすることができないだけです」
長谷部「ならば、お前は、主に“死ね”と申されたら、その通りにするのか」
ほう。長谷部も聞くようになったなぁ。さて、その点に関してはどう答えるかの。そう思い、蝶華という女の式神の返答を待った。すると、
蝶華「愚問ですね」
長谷部「何？」
蝶華「勝手ながら、逆にお聞きします。貴方はもし、審神者に“死ね”と命じられれば、貴方はその通りに自害をなさるのですか？
それも、いままで自分達を苦しめてきた相手に」
長谷部「！そんな事！例え、その相手が主で会っても、その人間の言うことなどを聞く耳を持つわけがないだろ！」
長谷部の言うことに驚きつつ、蝶華の方に目を向けてその者の返答を待った。そうして見てみると、その式は、何故笑っていた。
三日月「何が可笑しいのだ？」
蝶華「いいえ。ただ、その人にも、ちゃんと自分で考えて言うことができるのだと分かると、少し」
？どういう事だ？
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鈴桜(プロフ) - 続き〜〜!!読みたいよ！！ 刀剣達と早くあってほしい！それに鶴丸、やけん、一期、三日月との再会もどうなるの！凄くきになりますよ！！ (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
KICU(プロフ) - ゴメンナサイ。知らないです<(_ _)> (2020年7月21日 0時) (レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - トランスフォーマープライムは知っています？ (2020年7月20日 9時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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