【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ10)

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七話ページ10

Aside

A(ん、あれ？私、なんでこんな所で寝て)

一瞬気を失っていたのか。そう思いながら、ゆっくりと開けてみると、

A「！勝己！！！」

勝己がヴィランに捕まっていた。どうにか個性を発動するなりもがくなりして、ヴィランの拘束から抜けようとはしているようだけど、なかなか抜けないでいる。

A「(どうしよう！勝己が！)勝己！今助け「来んな！」！」

爆豪「来たらぶっ殺すぞ！」

勝己。昔っから、誰かに助けられるのが嫌いな勝己は、こんな時でも誰かに助けを求めないでいるの？

ヴィラン「おや？随分と可愛らしいお嬢ちゃんがいるね。後で一緒に乗っ取ってあげるから、ちょっと待っててね」

A「！」

取り込まれる！ここにいたらダメだ。逃げないと。でも、何処に逃げればいいの？周りは火の海だし、何処にも逃げるところがない。

そう思っていたら、

「そこの君！大丈夫か！」

私かは分からないけど、誰かの声は聞こえた。声のする方を向いてみると、そこには数人のヒーローがいた。

ヒーロー1「今助けるから！待っていなさい！」

(人1)(助けが来てくれた。でも、勝己を助けてくれる個性を持った人はいるの？)

そう思っていたら、

BoooooM！！！

(人1)「うわっ！」

勝己が個性を発動させた。ていうか、何をやっているのよ。この馬鹿は。

(人1)「勝己！辞めなよ！無理に個性を発動させたら、体力が奪われるだけよ！それに、周りをよく見なさいよ！

被害が大きくなってるのよ！今は個性を発動させないで、もがくなり抵抗するなりして！そっちの方が無理な体力も、消耗されずに済むから」

そう言うと、勝己は私の言う通りにもがき始めた。これでどうにか時間が稼げれば。お願いだから、有利な個性来て。そう思っていたら、

「そこの貴方！大丈夫！？」

(人1)「えっ？」

上から声がした。上を向いてみると、そこには空を飛んでいる女の人が。いや、違う。あの人は、

(人1)「無限ヒーロー、KICU」

こんな場所に、しかも、オールマイトと一緒に、いる人が、なんでこんな所にいるの？