【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ44)

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三十五話ページ44

(人1)「菊先生の相棒が、イレイザーヘッドだなんて」

菊「驚いた？メディアにはあまり顔を出さない人と、たまに出す人と
相性合わなさそうに見えて、実は合うのよね」

(人1)「はぁ？でもよく、イレイザーヘッドと相棒関係になれましたね？」

菊「ん？うん、まぁね・・・・・・・・・・・・・ちょっと、いろいろあってね」

(人1)(？菊先生。どこか辛そうな顔している。どうして？)

(人1)がそう思っていると、

菊「あっ、相澤お帰り」

相澤「あぁ」

相澤が戻ってきていた。

菊「どう？緑谷くんの方は？」

相澤「まあ、次でまたあんなことをしたら、問答無用でアイツを除籍にする」

菊「ひっど」

相澤「担任のすることに口を挟まないって言ったのはお前だぞ？」

菊「まあ、それもそっか」

そう言いながら、菊と相澤は緑谷の様子を見ていた。そして、緑谷はそのままボールを個性を使って全力の力で投げようとしていた。

相澤(見込みゼロ)

菊(ダメか)

(人1)side
デクの様子を見て、私はデクが一年前に言った言葉を思い出していた。

《小さい頃からの目標なんだ》

(人1)「(ヒーローになる奴が、こんな所で終わるような事するなよ！)出久！」

(人1)はデクの名前を叫ぶと、デクは一瞬だけ(人1)の方を見た。そしてすぐに視線を戻すと、さっきとは真逆に人差し指の先に赤い光が集中していた。そして、

緑谷(スマッシュ！)

緑谷が投げたボールは、今までとは考えられないほどに、高く投げられていた。そして、結果は、

菊「な、705.3m」

(人1)「！勝己を上回った(すごい、すごいよ。デク。私や、勝己が思っていた以上に、凄いよ)」