【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ40)

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三十一話ページ40

菊「ｸｽｯ､何をそんなに驚くことがあるの？」

相澤「生徒の移管は俺達の自由。ようこそ。これが雄英高校ヒーロー科だ」

菊「貴方達の力がどれ程のものか。何処まで私達を納得させてくれるか。お手並み拝見といきましょう」

(人1)(この個性把握テスト。デクにとっては、不利だ。私は、歌の個性も使えば、どうにかなる。けど、いけるか？

しばらく使ってこなかった個性を、使うハメになる。できるの？私)

麗日「最下位除籍って！入学初日ですよ！？いや、初日じゃなくても理不尽すぎる！菊先生は！こんなの納得できるんですか！？」

菊「納得するも何も、私はただの副担任。担任のすることに口を挟まないの。だから、どうこうする気はサラサラありません」

麗日「そんな」

相澤「自然災害、大事故」

全「？」

相澤「そして身勝手なヴィラン達、何時何処から現れるか分からない厄災。日本は理不尽に塗れている。

そういうピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったのならお生憎、これから三年間雄英は、全力で君達に苦難を与え続ける

さらに向こうへ、Plus ultraさ。全力で乗り越えて来い」

それを聞いて、全員はやる気を出し始めた。

(人1)(全力でやらなくちゃ。じゃなきゃ、意味がない。デクや勝己には悪いけど、私は)

菊「あっ、そうだ。一つ言い忘れるところだった。歌野原(人1)さん」

(人1)「えっ？あっ、はい」

菊「貴方は参加しなくていいわ」

(人1)「えっ？どういう意味で」

菊「ん？言ったでしょ？受けたら、今後いい事あるよって」

(人1)「はい？」

菊「歌野原(人1)。特別推薦入試合格により、貴方は除籍処分は一切受けません」

(人1)「・・・・・・・・えっ？」

全「えぇーーーー！！！！」

(人1)「聞いてないですよ！」

菊「そりゃね。でも、ラッキーじゃん。テストを受けずにそのまま雄英高校に居続けられるんだから」

(人1)「うーん、なんだろう。嬉しいようで、嬉しくない」

八百万「質問です。特別推薦入試とはどういうことでしょう？」

菊「ん？あぁ、そうね。うーん、一応言っておこうかな？実はあの時の推薦入試と一般入試。あれはどちらも、親からの薦め、また学校側から受けてもいいよと言う許可を得た場合、特別な入試試験を受けることができるの

ちなみに、その試験内容だけど。特別推薦入試では、私と戦う形式。そして、特別一般入試では、相澤と戦う形式となっているわ」