二十話 ページ29
(人1)side
(人1)「テラマーテー テラマーテー
大地に抱かれて 鼓動高まれ
大地に抱かれた 命目覚めよ」
本来この歌は、こういう所では意味を成さない。でも、気持ちを歌に込めるのと同じように、その意味を、歌に込めれば、それは万能となる。
(人1)「私の前にいる女を捕らえよ」
そう言うと、私の足元にあるコンクリートが生き物のように動き。菊に襲いかかった。
菊「！？そ、SWORD！」
菊さんは瞬時に一枚のカードを取り出してそう言うと、すぐにカードが剣となった。
菊「ハァッ！」
ザンっ！
その剣は硬いコンクリートまでも切れる剣だった。けど、そんなのは私には関係ない。
(人1)「切られる前に捕らえよ」
そう言うと、足元にあるコンクリートは剣を持っていほうに絡みつき、また足も絡め、もう片方の腕をも絡め取ると、そのまま生き物からコンクリートへと戻った。
菊「うっそー」
(人1)「これで貴方は個性の使用ができなくなった。動こうとしても、無駄。コンクリートは硬いので、貴方でも壊すのは不可能です」
菊「はぁー、凄いね。よく考えたわ。うん。ねぇ、名前なんて言うの？」
(人1)「あっ、はい。歌野原(人1)です」
菊「！歌野原」
名前を名乗ると菊さんは何故か驚いた顔をしていた。
(人1)「あの、何か？」
菊「あっ、いや、なんでもないよ。とりあえず、結果は一週間後に通達するね」
(人1)「？はい」
いろいろ気になる所だけど、まあいいか。そう思いながら、残りの学校生活を楽しんでいた。そうして、一週間後、入試の結果が届いた。結果は
もちろん合格♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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