【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ27)

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十八話ページ27

(人1)side
菊さんに連れてこられたのは、この高校の体育館(？)だった。そこには、もう一人、首元に紐のような布を巻いている男の人がいた。

(人1)「あの、菊さん。あの人は？」

菊「ん？あぁ、相澤のこと？」

(人1)「相澤？」

菊「貴方も知ってるよね？抹消ヒーロー、イレイザーヘッドのことを」

(人1)「あっ、はい。名前が印象的だったのでよく知っています。確か、日本語では、消しゴムの「ちょっとそれは禁句だから辞めて？」あっ、すみません。でも、どうしてそんな人がここに？」

菊「ん？そりゃあ、相棒だからね。当然でしょ？」

(人1)「・・・・・えっ？」

えぇーーーーー！！！！！！！！！

(人1)「えっ！？嘘でしょ！？菊さんの相棒って、オールマイトじゃないんですか！？」

菊「んー、確かにオールマイトとは最近一緒にいることは多いけど、相棒ではないよ？本来の相棒はイレイザーヘッドだよ」

(人1)(新事実発覚！帰ったらデクに教えてあげなくちゃ)

菊「あっ、ちなみに誰かに教えたりするのは駄目だよ？私自ら言いたいから」

(人1)「あっ。はい(バレた)」

相澤「おい、やるならさっさと始めろ」

菊「あっ、はーい」

？始める？何を？

(人1)「あの、何をするんですか？」

菊「ん？あぁ、そう言えば、言っていなかったね。今から貴方には、特別推薦入試を受けてもらう」

(人1)「えっ？特別推薦入試？」

菊「そっ、今回は貴方には、特別推薦入試を受けてもらおうと思って」

(人1)「えぇーー、あの、私はただ、推薦入試を受けに来ただけなんですけど」

菊「大丈夫。私が貴方に特別推薦入試を受けられるよう、頼んどいたから」

(人1)「なんて勝手な」

菊「ごめんごめん。でも、受けておいた方が今後いいことが起きるよ」

(人1)「？いいこと？」

菊「とりあえず、さっそくやろっか」

(人1)「いや、やるって、内容自体聞いてないんですけど」

菊「あぁ、忘れてた。これから貴方は私と戦ってもらう。もちろん本気でね」

(人1)(・・・・・・・マジか)

この世で一番の驚きかもしれない。まさか、無限ヒーロー、KICUとやり合うことになるだなんて。