【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ20)

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十五話ページ20

(人1)「本当にいいの？私が推薦受けても？後で、ダメって言っても遅いんだからね？」

爆豪「しつけぇよ。俺がいいって言ってんだからいいんだよ」

(人1)「・・・・・そう。分かった。じゃあ、デクにも聞いてから受けるって返事してみようかな？」

爆豪「おぉ」

(人1)「・・・・・勝己」

爆豪「あっ？」

(人1)「覚えてる？アンタが、私に告ってきた時のこと」

爆豪「はっ！？忘れろや！」

(人1)「嫌ですー」

爆豪「クソが」

(人1)「あの時、何で私が断ったのか。理由分かる？」

爆豪「んなもん知るか」

(人1)「勝己には、私以外の人を好きになってほしかったから」

爆豪「はっ？んでだよ。お前以外に好きになるやつなんているわけないだろ」

(人1)「まあ、そうだろうけど。でも、私はアンタに何言われても、断り続けるよ。何があってもね」

爆豪「クソが」

(人1)「ｸｽｯ、勝己。アンタにはきっと、素敵な人と巡り会えるよ。きっとね」

爆豪「はっ、もしなかったら、今度こそ俺のになれよ」

(人1)「覚えてたらね」

爆豪「チッ」

(人1)side
勝己に家まで送ってもらった後、私はすぐにデクに勝己と同じことを話した。そしたら、

緑谷『雄英の推薦入試！？本当に！？』

(人1)「うん。菊さんに提案されたことなんだけど、デクはどう思う？私、推薦受けてもいいのかな？」

緑谷『全然いいよ！寧ろやってみる価値はあるよ！(人1)ならいけるよ！』

(人1)「そう言ってくれると、嬉しいよ」

難なく許可をしてくれた。というか、テンション上がりすぎなんだけど。

緑谷『・・・・・今日見せてくれた個性』

(人1)「！」

やっぱり、聞いてきた。私の個性のこと。まあ、あの個性は、本当に使い道がなかったから、使わなかっただけっていう理由があるけど、私にはもう一つ理由がある。

緑谷『なんでいままで隠していたの？すごく綺麗な個性なのに』

(人1)「・・・・・この個性はある人の個性と同じだから、だから使わなかっただけ。何言われるか、分からないから」

緑谷『そうなんだ。確かに(人1)の個性は、癒しヒーロー、ヒーラと似ているね』

癒しヒーロー、ヒーラ。オールマイトとエンデヴァーが愛した女性ヒーロー。