【ヒロアカ】二人の歌姫 (ページ19)

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十四話ページ19

～爆豪家～

菊《推薦入試、受けてみない？》

(人1)(推薦入試、か)

「・・・・・ちゃん？(人1)ちゃん！」

(人1)「！えっ？あっ、はい(しまった。ボッーとしてた)」

「どうしたの？ボッーとして。ご飯美味しくなかった？」

(人1)「あっ、いえ、すごく美味しいですよ。光己さんにはいつも本当にお世話になってて申し訳ないです」

光己「そんなことはないわよ。(人1)ちゃんは娘みたいなものだし、逆にお世話させてよ。ていうか、いっその事、私の娘になっちゃう？」

(人1)「あははは(^^;流石にそれはちょっと」

(人1)side
勝己の家でご飯を食べた後、私はすぐに家に帰った。一緒に勝己が家まで送ってくれてる。

(人1)「いつもごめんね？勝己」

爆豪「別に」

あの後、勝己は何故か静かだ。自身が助けられた事にムカついているのか、あるいは。そう思っていると、

爆豪「(人1)」

(人1)「ん？何？」

爆豪「お前、何か俺に言いてぇことでもあるんか？」

(人1)「！」

勝己は何かを悟ったのか、私にそう聞いてきた。勝己に言いたいこと。それは、菊さんに言われたことかな？

(人1)「な、なんのこと？」

爆豪「お前、飯食ってる時、何か考えてたろ。俺と一度別れた後何かあったんか？」

・・・・・・やっぱり、勝己に隠し事はできないか。幼馴染の中で、勝己にだけは隠し事ができない。幼馴染の中で一番長い付き合いをしていたのは、勝己だったから。

(人1)「(言ったら、何言われるのやら)実は」

私は勝己に今日、菊さんに提案されたことを全部話した。勝己は驚いた顔をしていたけど、すぐにいつもの表情に変わった。

爆豪「んだよそれ。んな事で、悩んでたんかよ」

(人1)「ごめん。ちょっと、言いずらくて。菊さんは勝己達と相談して決めてって言っていたんだけど「いいじゃねぇか」えっ？」

爆豪「受ければいいだろ。推薦入試」

(人1)「！いいの？勝己が思い描いていたことが水の泡になっちゃうよ？」

爆豪「んなもん気にする立場じゃねぇだろ。寧ろ、んな事で悩む方が馬鹿らしいだろ」

(人1)「馬鹿って」

爆豪「とにかく、お前は俺達のことなんか気にせずに推薦受けてこいや」

(人1)「勝己・・・・・・・・お前、なんか変な物でも食べた？勝己らしくないこと言うから、なんか別の人と話しているみたいだったんだけど」←

爆豪「食ってねぇわ！殺すぞ！」

(人1)「あっ、いつもの勝己だ」