六話 ページ8
Aside
A「そうだ。御礼に私の家でご飯を食べてく？」
中島「えっ？いや、そんな事して頂かなくても！」
A「良いんだよ。私がやりたいの」
中島「でも」
A「良いよ。一人でご飯を食べるのって結構寂しいのよ。貴方だって、そうでしょ？」
中島「まあ、そうですけど」
A「ね？それに、こう云うのは、相手の云う事に正直に甘えるのが一番よ。まあ、怪しい人とかだったら別だけどね」
中島「う〜ん」
A「っで？どうする？」
中島「・・・・・・それじゃあ、お言葉に甘えて」
A「うん、甘えちゃって」
そう云い、私は人虎を自分の家に招いた。
〜Aの家〜
中島「んー！美味しいです！」
A「本当？良かった。誰かに料理を作るのは久し振りね」
中島「？久し振りって事は、他にも誰かに料理を？」
A「まあ、そうね。昔の事よ」
中島「・・・・・あの、若し宜しければ、貴方の事、聞かせて貰っても？」
A「ん？私の事？う〜ん、自分の事を話すのは苦手なんだけど」
中島「あっ、済みません」
A「良いよ。でも、そうね。いっそ、貴方の事を聞かせてほしいわね」
中島「？僕の事？」
A「そう。例えば、貴方の恋話」
中島「こ！こここここ、恋！？／／／／／」
A「あら、其の反応は、君、若しかして、好きな人要るの？」
中島「えっ！あっ、嫌、その／／／／／」
A「隠すの下手？」
中島「うっ！」
A「へぇ〜、どんな子？」
中島「えっと〜、同じ職場の女の子で、歳が近いんですけど、黙っていると大人っぽくって、優しい人で」
A「ふ〜ん」
中島「えっと／／／／／」
A「取り合えず、良い子って事？」
中島「いや、まあ、そう、ですね」
A「ふ〜ん。同じ職場って言うけど、どんな職場？」
中島「えっと、武装探偵社っていう所なんですけど、其処で僕とその子は、“相棒関係”なんです」
A「・・・・・・そ、っか」
相棒関係、か。昔の私とそして、彼奴と同じ感じ、かな？まあ、その時は男装していたけど。
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