二十話 ページ24
Aside
A「・・・・・・はぁ」
あの後、首領に無理言って早退させて貰い、帰宅してすぐ、上着も帽子も何もかもその辺に投げ捨てて、ベットの上に横になった。
A「・・・・・・まさか、こんな形でアイツにバレるなんて、予想していなかった」
今までは、堀井が作ってくれたチョーカーのおかげで何とかマフィアとしてやってこれた。それこそ、太宰に知られないように。でも、それも今日まで。
しばらくの間、メンテナンスもしてこなかったし、使うこともしてこなかったから途中で壊れちゃったのかもしれない。そうなると、使わなくなったとしても、メンテナンスには出すんだった。
A「本当、運がないわね」
ピンポーン
A「ん?誰?宅配頼んでたっけ?」
そう思いながらも、私はすぐにベットから起き上がり、そのまま玄関に向かった。もしかしたら、私が忘れているだけで、何か宅配を頼んでいたのかもしれないし、誰かが送ってくれたものかもしれないし。
出ないわけにはいかないわよね。
A「は〜い!」
ガチャ
A「・・・・・・えっ?」
玄関の扉を開け、応対しようとした瞬間、私はその場で固まってしまった。
何故って?そんなの。目の前にいる人が、私ですら予想していなかった人物だからだよ。
A「な・・・・・なんで」
「・・・・・・・やぁ、A。さっきぶりだね」
A「っ!
・
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・
・
太宰」
太宰「・・・・・否定しないってことは、やっぱりあの時の中也は、君だったんだね」
A「あっ・・・・」
太宰が目の前にいるってことに驚いて、誤魔化すということができなかった。
太宰「・・・・・取り合えず、中に入ってもいい?」
A「・・・・・どうせダメって言っても、入るんでしょ。勝手にすれば?」
太宰「そうさせてもらうよ」
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