十三話 ページ17
Aside
A(中也の声)「馬鹿な!あれは数年に一度、組織の趨勢を決定する時だけ開かれる、極めて強制力の強い意志決定会議だ。あるならとっくにに連絡が」
それにそんな大事なこと、菊音が伝え忘れるとは思えない。いったいどうして。その疑問に答えるように、太宰が口を開いた。
太宰「理由は私が先日組織上層部に、ある手紙を送ったからだ。っで予告するんだけど。
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君は私を殺さない。それどころか、懸賞金の払い主に関する情報の在処を、私に教えた上でこの部屋を出ていく。
それも、内股歩きのお嬢様口調でね」
A(中也の声)「はぁあ?」
いや最後、意味が分からん。それ、男だったら、一番恥ずかしいもんじゃねぇか。いやまあ、内股歩きのお嬢様口調なんて、私からしても恥ずかしいけど。←
ていうか、全く関係ない事を何で予言するんだよ!
太宰「私の予言は必ず当たる。知ってると思うけど?」
A(中也の声)「この状況で何が・・・・・っ!手紙?手紙だと?」
こいつ、今さっき、手紙って。最後の予言の所でこいつ可笑しいんじゃねぇのかって思ったけど、こいつ今、手紙を上層部に送ったって。
太宰「手紙の内容はこうだ」
『太宰、死歿せしむる時
汝らのあらゆる秘匿―
公にならん―――――
―――――――――。』)
A(中也の声)「まさかテメェ!」
太宰「元幹部で裏切り者の私を捕縛した。けど上層部に、太宰が死んだら組織の秘密が全部バラされるよって言う手紙までついてきた。
検事局に渡れば、ポートマフィアの幹部全員を百回は死刑にできる。幹部会を開くには充分過ぎる脅しだ」
A(中也の声)「そんな脅しに日和るほどポートマフィアはぬるくねぇ。テメェは死ぬ!死刑だ!」
少なくとも、私はそんな脅しに屈することはない。私はこいつを殺せない?そんな予言、覆してやる!
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