七話 ページ8
A「巷間には知られていないが、この世には異能の力を持つ者が少なからずいる。そしてその異能を成功する者もいれば、力を制御出来ず、身を滅ぼす者もいる。
たぶん施設の人達は、虎の正体を知っていたが、君には教えなかったのだろう。君だけが分かっていなかったのよ。
君も異能の力を持った者。現身に飢獣を降ろす月下の能力者」
Aがそう言っていると、中島は虎に変身していた。そして、そのまま虎の姿になった中島は、Aに襲いかかった。
Aは軽々とかわして行った。
A「すごい力ね。これなら人間の首も簡単にへし折れるわね」
そう言っていると、
トンッ
A「おっ、と」
Aは壁際にまで追い詰められていた。そして、虎は迷いもなく、Aに襲いかかった。
A「獣に喰い殺されると言う最後も、なかなか悪くないけど。貴方では私を殺す事など不可能」
そう言うと、ポケットに入れていた手を出し、そのまま手を広げた。そして、虎が近づいてきたと同時に、手を前に出した。
A「異能力【人間失格】」
そう言うと、直ぐに人差し指で虎の鼻先を触れた。すると、虎の身体が光出した。
A「私の異能力はあらゆる異能力を、触れただけで無効化する」
そう言った後、虎はそのまま中島に戻り、中島はAに倒れかかった。そして、
A「・・・・・貴方重いから離れて」←
直ぐに中島を後ろに落とした。←
すると、
「太宰!」
A「?あぁ、国木田くん。遅かったわね。虎は捕らえたわよ」
国木田が来ると、同時にAは中島の方に目を向けた。それにつられて、国木田も中島を見た。
国木田「まさか、この小僧が?」
A「虎に変身する。能力者だ」
国木田「全く」
A「ん?」
国木田「何だこのメモは」
そう言って国木田がAに見せたのは、茶屋でAが国木田に渡したメモ紙だった。
A「“十五番台の倉庫に虎が出る。逃げられぬよう周囲を固めろ”。実に簡潔で良いメモね♪」
国木田「要点が抜けとる。次から事前に説明しろ。お陰で非番の奴等や新入社員まで借り出す始末だ。後で皆に酒でも奢れ」
そう言うと、国木田が来た所から四人の影が近づいてきた。
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