二十六話 ページ30
Aside
菊「何で、貴方がここに」
菊音「さぁ、何ででしょうね?」
菊「クッ」
菊音「それと樋口、貴方ではその男には勝てないわ」
樋口「でも」
芥川「太宰さん。今回は退きましょう。しかし、人虎の身柄は必ず僕ら、ポートマフィアがいただく」
A「何で?」
芥川「簡単なこと。その人虎には、闇市で懸賞金がかかっておる」
菊「闇市?懸賞金?」
芥川「賞金の額は七十億」
菊「七十億!?」
A「それは随分と、景気が良い話だね」
芥川「探偵社にはいずれまた伺います。ポートマフィアは必ずその七十億を奪う」
A「では、武装探偵社と戦争?やってみなさいよ。やれるものなら」
樋口「栄西企業如きが、我々はこの街の暗部そのもの。この街の政治、経済をことごとくに根を張る。たかが十数人の探偵社如き、三日も経たず灰と消える。
我々に逆らって、生き残った者などいないのだぞ」
A「知っているよ。その位」
芥川「然り、他の誰より、貴方はそれを承知している。元、ポートマフィアの太宰さん」
樋口「!?元ポートマフィア!?」
菊音「あら、驚く事はそれだけじゃないわよ。今私の目の前にいるのは、内務省異能特務課の一人よ」
樋口「なっ!」
菊「紹介、どうも」
まあ、いろいろ言いたいことはあるけど、今はそれよりも、三人を優先にしないと。
菊「お喋りはそこまでにしておきましょう。ポートマフィア、三名。貴方達を逮捕する」
菊音「捕まえられるものなら、捕まえてみなさいよ。ただし、捕まえられるものならね」
そう言うと、菊音という女が鎌の刃先を地面に刺すと同時に、黒い靄が周りに広がった。そして、
A「!消えた」
菊「っ・・・・雲隠れならぬ、靄隠れか。恐らく、もうここには、アイツらはいませんよ」
A「逃がしたって所かな?」
菊「そう言う所。菊音の異能。ちょっと厄介ですね」
A「まあ、今はそんな事は良いよ。今は」
菊「あっ、そうですね。取り敢えず、私の車なら五人までは乗れますから、大丈夫です。取り敢えず、三人を車に乗せて下さい」
そう言うと、私達はすぐに三人を菊ちゃんの車に乗せて武装探偵社へと戻った。
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