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十一話 ページ12

Aside
私は敦くんに指定の場所に来てもらった後、私は敦くんに助けてもらった。ドラム缶から。←
実を言うと、ドラム缶に入ると云う自 殺法があると聞いてやってみたけど、苦しいばかりで一向に死ねなかったのよね。

だから、助けてほしかったのに誰も助けてくれなかったのよ。唯一助けてくれたのは敦くんだけ。

A「はぁー、痛かった。助かったよ。敦くん。貴方がいなかったら腰からポッキリ二つ折りになる処だった」

中島「他の同僚の方に、助けを求めなかったんですか?」

A「電話したよ?死にそうなんだけど、って。そしたらみんな口を揃えて、おめでとうございますってさ。どう思う?」

中島「でしょうね(^▽^;)」

A「全く、異能力者っていう連中は皆、何処か心が歪だ」

中島「・・・・・・・太宰さん」

A「ん?なぁに?」

中島「武装探偵社の、所謂探偵の方達は、やっぱり皆さん。異能力者なんですよね」

A「そうだよ。警察でも刃が絶たない敵を倒す武装集団よ」

中島「やっぱり僕は探偵社には入れません」

A「貴方も立派な異能力者じゃない」

中島「確かに、虎に変身するのは異能力ですが、僕はその異能力を全く制御できません。ただ無自覚に変身してしまうだけで、自分の意思で虎になることはできないんです。

だから僕が入っても、何の役にも立てないと思います。有難い話ですが、すみません」

A「これからどうする気なの?」

中島「何とか僕にできる仕事を探してみようと思います。そう簡単に見付かるとは思いませんが」

私はそれを聞いて、ある提案をした。

A「貴方に出来そうな仕事に心当たりがあるわ」

中島「えっ?」

A「良ければ斡旋してあげられるけど?」

中島「本当ですか!宜しくお願いします!」

まぁ、その仕事って言うのは、探偵社なんだけどね。←

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作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年4月27日 3時

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