踏んだり蹴ったりのダンブルドア ページ40
次の日、ハリーらは朝5時に叩き起こされた。
「にゃんだよしぇーる… 」
ロンは寝ぼけ眼で不満タラタラだ。
「特訓だよ、特訓。」
「こんな朝っぱらから魔法の練習を始めるの？」
ハーマイオニーは驚いた。
「違う、今からやるのは体力作り。」
「体力作り？僕たちが頼んだのは魔法の特訓だよ。」
ハリーが指摘する。
「うん、もちろんだとも。これは私の持論だけどね。魔法使いや魔女の魔力量は、
体力に比例するんだ。それから、その人が使う魔法の正確さは精神力に比例する。
その証拠に決闘チャンピオンのフリットウィック先生だけど、彼がチャンピオンに
輝いたのは40代の時。40代といえば体力も精神力もバランスよく高められてる
時期だ。それに今世紀最も偉大な魔法使いのダンブルドア先生だけど、彼の
フルマラソンの記録は1時間28分36秒だよ。彼がものすごい体力を維持している
証拠だ。それから…
「ちょっと待って、シエル。」
ハーマイオニーがストップをかけた。
「どうして貴方がダンブルドア先生のフルマラソンの記録を知っているの？」
「ダンブルドア先生の寝込みを襲って杖を奪った上で、ゴキブリを追わせて
走らせた。」
『……………… 』
「話を戻すよ。ダンブルドア先生は精神力も底知れない。スネイプ先生と
フィルチさんにポリジュース薬で化けたフレッドとジョージに、ダンブルドアの前で
キスしてもらったんだけど、ダンブルドア先生は1ミリも動揺してなかった。」
『……………… 』
これは誤解である。
当時のダンブルドア校長は、ショックのあまり気絶していただけである。
ダンブルドア校長はその後スネイプ教授に、ホグワーツでは教師と事務職員の恋愛は
認められないという注意書を送っているのだが、スネイプには心当たりなんか
あるはずもなかった。
「シエル貴方… やってる事は最悪だけど、言ってる内容は論文として魔法省に
提出した方がいいと思うわ。」
ハーマイオニーはカマキリを噛み潰した様な顔をして言った。
「そう？じゃあそうするよ。とにかくそういう事だから、私の修行ではまず体力作り
からやってもらうよ。」
という事で、ハリーたち3人はホグワーツの敷地内をとにかく走らされた。
彼らばかり走らせるのは可哀想だと思ったシエルは、自分も一緒に走ったが、
汗1つかかないシエルに彼らは目をむいた。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
