マーリオー！ ページ29
「それで？結局マルコは来なかったんだね？」
談話室にてマルフォイとの決闘から帰って来たハリーたちにシエルが問うと、
ハリーはうなだて答えた。
「うん、シエルの言う通りだった… 本当、ひどい目に合ったよ。」
ハリーが事のあらましを説明すると、シエルは興味深そうに笑った。
「へぇ… 禁じられた廊下には3頭犬が。」
「あの犬は、足元の扉を守っているのだと思うわ。」
ハーマイオニーが捕捉する。
「…まぁともかく、みんな無事に帰って来たんだ。めでたしめでたしだね。」
「全然めでたくないよ… 死ぬかと思ったんだ。」
気の強いロンさえ弱音を吐き、ネビルに至っては未だに足が震えている。
そんなネビルにシエルは自作の安らぎの水薬を勧めた。
すると大分落ち着いてきた様だ。
ネビルはシエルに礼を言い、シエルを除く4人はベッドへ入った。
談話室に取り残されたシエルは1人、黙考する。
(3頭犬が守っている物は、十中八九グランゴッツ銀行でハグリッドが取り出した
あれだろう。それが何であれ、その後あの金庫には泥棒が入ったはずだ。
もしかすると、それを狙っているのは不審なクィレルの可能性も… そういえば
あいつ、ハリーの傷の件で、ヴォルデモートとの関連を疑っていたんだった。
ヴォルデモートは必ず生きている。クィレルがあいつの為にその何かを狙って
いる…？)
「…やーめた。辛気臭いのは性に合わないんだ。ハリーに危害が及ばない限りは様子見とするか。」
シエルは空に向かってそう言い、彼女もベッドに入った。
次の日、朝食の席の大広間で、ハリーにマクゴナガル教授からニンバス2000が
送られた。
ハリーはそれはそれはルンルンで、目の前でシェーマスがバナナの皮ですっ転んでも
気付かなかった程だ。
授業が終わり、夜の7時になると、ハリーと付き添いのシエルはクィディッチ競技場に
向かった。
初のクィディッチの練習だ。
「いいかい、クィディッチには各チーム7人の選手がいる。その内3人はチェイサー
だ。」
「7人の選手の内、3人がチェイサー。」
ウッドの説明をハリーが復唱する。
ウッドはサッカーボールくらいの真っ赤なボールを取り出す。
「これがクアッフルだ。チェイサーがこれを投げ合って、相手のゴールに入れたら10点
だ。」
「バスケットボールみたいなものだね。」
「バスケットボールって何だい？」
ウッドはマグル生まれでない事が分かった。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
